2009年1月27日

真珠(浜揚げ珠)の入札会 はじまりました

「チェンジ」ブームの昨今、真珠業界にも大きな「チェンジ」がありました。

毎年12月後半になると真珠の入札会がはじまります。
真珠の入札会にも色々あって、製品や半製品の入札会もあるのですが、ここで書いていますのは「浜揚げ珠」の入札会でして、養殖業者さんたちが母貝から採り出したばかりの真珠のものです。
私たちの伊勢はもちろん、四国、九州の真珠の産地で真珠組合があるところがそれぞれ日程調整して開催していました。

ところが今年は全国の真珠組合が伊勢に集結!して、1月26日に始まりました。

買う側にとっても大きな経費削減につながり、これまででしたら1ヶ月の旅ガラスを強いられていたので、体力的にも大助かりでしょう。

全国的に真珠の生産量が減少していく中、遠くの入札会に時間とお金をかけて出掛けていっても、買いたいものがないとか、買えないといった話を数年前から耳にしておりました。

今年のスタイルが今後も続くのかはわかりませんが、こういうご時世ですし売る側にも買う側にも良いことだと思います。

2009年1月26日

真珠とネットオークション

アクセスログを見ていたら 「真珠 ネックレス オークション 問題」 というキーワードで、私のお店にご来店くださったお客様がいらっしゃいました。

何でしょう?このただならぬ空気は...

「真珠 ネックレス オークション」 なら当店はオークションやってませんし見過ごすところですが...
「問題」というところにお客様の「叫び」が見えてしまいます...

もちろん「なぞなぞ」の「問題」でなく、「problem」ってことですよね。

...。

これは私のお店がオークションをやらない理由とつながってくるのですが...

あくまでも私個人の意見です。

オークションって、あたりまえのことですが、買い手が値段を決めるじゃないですか?
自分が使っていて不要になったものとかなら、両者にうれしいシステムだと思いますし、私自身相当に利用させていただいております。
私がお金を払って処分しなくちゃいけないようなものを、どこかの誰かが探していて買ってくれる。
とても素敵なことだと思います。

ですが、商売の場合、そのために仕入れをするわけ...ですよね。

100円で仕入れたものが、60円しかつかないことだってあるわけじゃないですか?
そんなこと続けてたら会社はやっていけません。

これ以上はデリケートな問題になりますので、いくら私個人の意見とはいえこのへんでやめといて、話を真珠のオークションに限定させていただきます。

まあ、オークションサイトを見ていると明らかに「こんな値段で商売になるはずがない」といった価格で落札されていく真珠たちがたくさんいることに気付きます。
そんなことばかりだったらすぐにやっていけなくなるので、普通に考えるとどこかでその穴を埋めるだけの利益が出ていることになります。
それ以上詮索するのはやめましょう。

真珠は昔からとても職人気質な商売で、その道に入ったばかりの人間には品物がまわってこない仕組みだったはずです。
それだけ「品物を見る目が必要だ」とされていた業界であり、商材でした。
その真珠を、一般消費者が値段を決めるネットオークションに出品するとは...
私自身、まだまだ駆け出しの若造ですが、そこはやってはいけないという一線の向こう側にあるような気がしてなりません。
自分の扱い商品に自信と敬意があればできないことだと思います。

それをやってしまえるということは...

...やめときます。
そんなこと書いたって、わかってるけどやるしかない人達だっているかもしれませんから。

オークションユーザーに一言だけ。
入札=即決とか、スタート価格がお店の定価並だとかで、それなりの値段がついているものはまだ良いと思いますが、安いものに期待すると「問題」を感じることになってしまうことが多いと思いますので、よくご理解いただいたうえでお楽しみください。

そして、もし心外な品物が届いても決して「真珠」を嫌いにならないでください。

2009年1月25日

「オーロラ効果」ご覧ください。

前回の記事でご案内しました白蝶真珠のペンダントですが、鑑定書の備考欄に「オーロラ効果」と書いてありましたね。

百聞は一見にしかず!
写真に撮ってみましたので、ご堪能ください (^o^)

真珠のオーロラ効果

真珠の下半分に虹のような色のグラデーションが見えますよね。
これが「オーロラ効果」です☆

2009年1月23日

「超テリ」とれました!

先日の記事で「超テリ」のことを書きました。

白蝶真珠で、すごいテリのものを入手したので真珠科学研究所さんに鑑別にまわしました...と書きました。


そして今日...
「超テリ」に認定されて帰ってきました!

フェニックス鑑別書

何でも白蝶真珠の超テリには「フェニックス」の称号が与えられるそうで...
備考欄の部分をアップにしてみると...

備考欄

やったー!

普段アコヤ真珠ばかり扱っているので、まき厚測定値「1.85mm」にはビックリです☆

2009年1月21日

無調色真珠とは?

昨日の記事では真珠の調色について書かせていただきました。
今日は「無調色真珠」について書かせていただきます。
多分短い文になると思います。 (^o^)

「無調色真珠」とは、文字通り調色を行っていない真珠のことです。
「真珠本来の色へのこだわり」という切り口で語られることが多いですが、調色したネックレスと、無調色のネックレスが並べられていたとして、どっちがどっちだか...無調色真珠をかなり扱ったことのある人間にしか判別できません。

だからこそ「こだわり」なんだと思いますが、「こだわり」というのは主観の問題なので、受け取る側がそれをどのように評価するかが大切なポイントではないかと私個人は考えます。

無調色真珠で製品をつくることの難しさは、真珠がたくさんないとできないところです。
調色の記事で書かせていただきましたように、調色は色を整えて生産効率を上げるためのものですから、これを行わないということは、その必要がないほどたくさんの量を取り扱っていないと、物理的にできないということになります。

でも、結局は「生産効率アップ」も「こだわり」もいうならば業者の都合です。
そういったうんちくは関係なく、消費者は自分が気に入ったものを買うでいいと思います。

私のお店でも両方取り扱っていますが、どっちがどっちと書いていないのはそういう気持ちからです。
無調色真珠をお探しのお客様には、お問い合わせをいただけましたら、どの商品が該当するかお答えさせていただきますので、どうぞご遠慮なくご連絡くださいませ。

2009年1月20日

真珠の調色とは?

これから真珠をお求めになろうという方に是非知っていただきたいのが「調色」についてです。
「ちょうしょく」と読みます。

真珠に人工的に色をつける加工手段のことですが、「染色」と言わないのは、染めることが目的ではないからです。

では、説明してまいりますね。

私たち人間の姿かたちが色々なように、真珠もサイズ、形、色など...個性さまざまです。
これらを似たもの同士のグループに分けることを「選別」といいまして、選別されたグループ内で製品に加工されていきます。
ネックレスは似たもの同士を 40cm ちょっと並べて、糸で通したものということができます。

選別ですが...
サイズは径を測れば自ずとグループ分けされますね。
形、キズはもって生まれたものですから、似たもの同士を揃えるしかありません。
でも色はある程度人工的に変化させることができます。

さて、どの業界でも同じことだと思いますが、ものづくりには「効率」という避けて通ることのできない問題がございますよね。
真珠の世界では大きな効率アップの手段として「調色」を行います。
微妙にちょっとずつ違う真珠たちの個性(色)をある程度抑えてあげる(=揃えてあげる)ことでグループ分けがしやすくなり、1グループ内に属する真珠が多ければ多いほど生産効率が上がるというわけです。

そして「これがウチの色だ!」といえる加工ができれば、長年にわたって安定的に商品を供給することができます。
「これは平成元年のピンク、これは平成5年...」
なんて不安定な製品作りをしていたら、お客様から継続的に買っていただけなくなりますからね。

その人工的に色を変化させて生産効率を上げる技術も、個々の違いがわからなくなるほど強制的に変えてしまうなら染色というべきでしょうが、そこまでの強制力はなく、例えるなら学校の運動会で「赤組さんは赤っぽい上着を着てきてください。赤の上着を持っていない人はピンクでもいいですよ。わざわざ買う必要はありませんよ。え?赤っぽい服は一つも持っていない?いいんですよ。あなたは青組ですから。」程度なので調色というわけです。

ダイヤモンドなど石の世界でも同じような加工(技法は全く異なります)が行われ、明らかな変色加工とは分ける目的で「エンハンスメント」と言われます。

真珠の場合、ご存知でない方もたくさんいらっしゃると思いますが、これは昔から普通に行われていることですので、そういうものだとお考えいただければよろしいかと思います。

2009年1月19日

養殖真珠 貝パール

アクセスログを見ていましたら、「養殖真珠 貝パール」というキーワードで私のお店にご来店くださったお客様がいらっしゃいました。

想像でしかないのですが、このお客様は誤解をなさっていらっしゃるかもしれません。
このコラムでも何度か書かせていただいたことがありますが、貝パールは模造品でして真珠ではありませんのでお間違いのございませんようご注意くださいませ。

そもそも販売する側がもっと配慮すべき問題なのでは?と私は思うのですが、消費者が誤解してしまうような表現をネットでも、カタログでも、新聞でも普通に目にします。

貝パールは真珠と同じに貝から作った核を使用して、その上に人工的に塗料を吹き付けます。
真珠の表面は真珠層、貝パールは塗料...
違いは明らかですよね。

それを承知でお求めになる方がいらっしゃるのは何の問題もございません。

やはり販売する側が、自分たちの常識を世間の常識だと思わないことが第一歩かもしれません。

2009年1月18日

真珠ファンの皆様、「超テリ」ってご存知でしょうか?

昨日の個人的日記(ブログ)のほうで、「格安」「超安」「爆安」「激安」なんて話を書きましたが...

実は真珠の世界で「超テリ」なるものがあるのはご存知でしょうか?

この「超テリ」...
真珠科学研究所さんが認めたテリの強い真珠だけに与えられる称号なのですが、真珠の種類を問わずバリバリに光り輝いているものが認められるそうです。

ただ、聞くところによると審査基準はかなりシビアだそうで、あまり市場に出回らないから知名度が低いということなのかもしれませんね。

でも、冷静に考えてみると...
権威ある研究所が真面目な顔で「超」なんていっているところを想像すると...笑えてきますよね。
私たちアラフォー世代が「超」「超」となんにでも「超」をつけていた頃、結構大人は批判的でしたからね。

実は当店でも白蝶真珠で、すごいテリのものを入手したので本日真珠科学研究所さんに鑑別にまわしました。
「超テリ」認定されるかどうかはわかりませんが、ホワイトゴールドのペンダントに仕上げましたので、後日「店長のいいもんめっけ!」にてご紹介させていただきます♪

お楽しみに~。

2009年1月15日

真珠鑑定鑑別書について

お客様からいただくご質問で結構多いのは、「真珠鑑定鑑別書についてわからないことがある」というものです。

前職で楽天市場店を担当していたときにはこういったご質問をいただいたことは一度もなく、1年のブランク期間を経て自分のお店をオープンしてみると、最初にいただいたご質問もこのことでしたし、その後コンスタントに頂戴しています。

最初は特に気に留めることもなくお返事を返していたのですが、よくよくお話を伺ってみるとネット上によからぬ噂がたくさん書き込みされているそうで...
「鑑定書のコピーが出回っている」
「鑑定書と現物が同じとは限らない」
といった話が目に留まりやすいようです。

なるほど。

まあ、世の中、どの業界でも与党と野党、賛成派と反対派...いろいろありますからね。
特に真珠科学研究所が認める「花珠」については、発足当初から業界内で意見の分かれるところであり、残念なことですが、上のような書き込みを業界の人間がしている可能性だって否めないところです。

理由は色々ありますが

例えば生産者の立場で、自分が一生懸命につくった真珠が「花珠不合格!」なんて扱いを受けたら「あんなやつらに何がわかるんだ!」という意見が出てきても不思議ではありませんよね。

世の常で、悪事を働く人は必ずいると思います。
でも大抵、悪事を働くものは極少数派であって、ほとんどの人たちは真面目であること、正直であることを自分の誇りとして世のため、他人のためと社会への貢献を志し、生活しているのが現実でないでしょうか?

もちろん、自分がその極少数派の悪事に引っかからないよう慎重になるわけですよね。

この真珠鑑定鑑別書に関して、私から申し上げられるのは...

コピーが出回っているというのは単なるデマだと思うということ。
コピーは見ればわかると思います。
本物はラミネートチューブ加工されていて、これをキレイに剥がすのは不可能に近いと思います。
コピーをとるためにはラミネート越しにするしかなく、色や質感に明らかな違和感がみられることでしょう。
裏面には細かな文字で説明がぎっしりと書かれていますからそこをチェックすればよりわかりやすいことでしょう。

「鑑定書と現物が同じとは限らない」については、可能性だけで考えますと起こり得る場面は多々あります。
同じ日に同じ病院で生まれた赤ちゃんだって、入れ替わってしまったという事例があるわけですから...
だからといって「自宅出産しかない!」と考える人もほぼいないのが現実ですよね。
その程度に「わずかに起こり得る可能性」としてお考えいただくしかないと思うのです。

ただ、お店側には努力すべきポイントがあると思います。
一般消費者の方は付属する鑑別書を信用するしかないわけで、お店がお客様に代わってしっかりとフィルタの役割を果たすことは出来るんじゃないかと思います。

少なくとも私はそうありたいと思っています。

2009年1月14日

中古の真珠ネックレス

世の中不景気だということで、世間では中古志向が見られるようになってきたとか...

そういえば、取引先の方もこんなことを言ってました。
「私なんかは中古品を買うなんてことは全く考えられないことだけど、このごろの若い人たちは中古に抵抗感がないらしいよ。 中古で買って、自分が不要になったら売る...そんならしいよ。 私の息子もゲームのソフトとか平気で中古を買ってきて飽きたら売りに行ってますよ。」

...と言われ、私はむしろ息子さんの方が世代的に近いのでよくわかるのですが...とも言えず、「へぇ。そうなんですね。」

さて、私の商材であるパールネックレスですが、これは中古はオススメできないです。
経年変化を伴う品物なので。

パールネックレスに大金を使うのはもったいないという理由で値段的に中古なら買いやすいのでは? ということでしたら新品で淡水真珠のネックレスをご検討になるのが良いと思います。

1万円以下で選びきれないほどあります。

いわゆる本真珠(=アコヤ真珠、和珠)が海で養殖されるのに対し、淡水真珠は文字通り、湖、池などで養殖されます。
淡水真珠はほとんど中国で生産され、1個の母貝からたくさんの真珠が作れるので効率がよく、安い人件費も手伝って軒並み安価で販売されます。

あっ、

でも私は決して淡水真珠をオススメしているわけではありません。
あくまでも中古のアコヤ真珠よりは、新品の淡水真珠...というチョイスをお話させていただいただけですので、そこは誤解のございませんよう、よろしくお願いします。 m(_ _)m

2009年1月10日

花珠真珠とは

当店が取り扱っております「花珠真珠」ですが、そもそも花珠真珠とは何ぞや?ということで調べてみると
意外や、直球の答えが少ないことに気がつきます。

昔の養殖業者の感覚的な定義で...云々
歴史的背景から話を始めると興味深く、面白い内容ではありますが
多分、今ネットで「花珠真珠とは」をキーワードに検索する方々はそういう答えを求めていないのではないかなぁ?

なんて思いまして...

ここで真珠科学研究所の花珠基準を書いておこうと思います。

・6mm以上の大きさのアコヤ真珠
・巻き厚測定値が 0.4mm 以上
・形は、ラウンド~セミラウンド
・キズが少ない
・てりを最重視(真珠科学研究所基準によってチェック)
・耐久性に影響を与えるような加工キズは一切不可

以上の条件を満たしたものに、真珠鑑別鑑定書上で「花珠」の称号が与えられ「花珠真珠」として店頭に並びます♪

以上です。m(_ _)m

2009年1月 1日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

皆様にとって素敵な一年となりますように☆