2008年11月 2日

そもそも真珠とは何?

真珠が難しいのは、生物学的に誕生するところが他の宝石とは違うからではないかと...
そしてそのメカニズムの多くが今日でも解明されていないからではないかなぁ...と思っています。
また、人間が手を加える(加工する)前から輝きを放つところも異質です。

生物学、光学に興味のある方なら、真珠はとても興味深いものだと思いますが、真珠を買おうとする人がこれらを知らないと良い買い物ができないわけでもありません。
よって、真珠屋の私としては「ざっと説明します。」「簡単に説明します。」とすることによって、真珠の「得体の知れない度」を低くしたいと考えるわけです。

しかし、実際には真珠を少し勉強して「面白い」と感じる方は非常に多く、だったらそういう方々の好奇心を満たすだけのコアな内容の説明も必要なのでは?と感じているところです。

そんなわけで私のネットショップ上にそういうページを立ち上げる前に、試験的にこのコラムであれこれ書いてみようかなと思います。

真珠の歴史は数千年単位で語られていますが、もうそこまでになると「とにかく古いってこと」と大雑把に理解するしかありません。
「要するに最古の宝石なんだな」と。

そして人類は真珠を得体の知れない美しいもの(神聖なもの?)として、その歴史をスタートさせました。
何しろ数千年の歴史がありながら、その誕生のメカニズムがわかったのはここ100年以内のことで、しかも未だにそのすべてが解明された訳ではありませんから当然のことかもしれませんね。

古代人と真珠の関係を探っていくと、たくさん興味深いことが出てきます。
例えば、「天気によって表情を変えること」を神のお告げのように解釈したり、真珠自身が感情を持っていると解釈したり、有名なところでは満月の夜に落ちてきた雫が海底で口を開けていた貝に入ったとか。
仕組みがわからず、全ての貝が持っているものでもなく、むちゃくちゃミステリアスな存在で、そこに人類が魅了されたんだろうなと思うほかありません。

日本や中国では「龍」との関連性を多くいわれ、他国では「月」など、それぞれの宗教観によって想像を膨らませたことが想像できます。

さて、真円真珠が発明されて100年。
今ではある程度大きな流れで真珠誕生のメカニズムが明らかになりました。
ところが、現代においても神秘的路線を敬承する説が一般に広く誤認されているのは驚くところです。
真珠は伝説的で、ミステリアスで、ドラマティックなものであるほうが、私たちの心に響くのかもしれません。
よって科学的には間違った説であっても、心を躍らされるストーリーを希望的感情で支持してしまうのかもしれません。

では、そもそも真珠とは何でしょうか?
答えは「真珠袋」内部でできた物体のことです。

では、真珠袋とは何でしょうか?
答えは「次回」!(笑)

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