2008年8月26日

真珠の賢い選び方、買い方 その7

こちらに「選び方」のまとめ編をアップロードしました。
こちらに「買い方」のまとめ編をアップロードしました。
まとめ編の方が読みやすくなっていると思いますので、よかったら上からどうぞ♪


前回の続きです。

今回は「照り」と「巻き」について書かせていただきます。
これまでは1テーマ1コラムでしたが、「照り」と「巻き」は密接な関係がありますので一緒に書こうと思います。

さて、これまでに書いてきました「サイズ」「色」「形」「キズ」は比較するものがなくても目に見えるものです。
店頭で販売員さんに「ここがこうなっていますね」と説明を受ければ、「なるほど、そうですね」と確認できるという意味ですけどね。

しかし、「照り」と「巻き」はそうではありません。
ネックレスが1本あって、「この真珠は照りが良くて、真珠層がしっかり巻いていて、きれいですね。」と言われても、「何のこっちゃ!?」となります。
もし、ある程度差が開いた数本のネックレスが用意されて、「これに比べてこっちのほうが輝きが強くないですか?」と言われればいかがでしょうか?

つまり、「照り」と「巻き」は他と比較して確認できるものと思ってください。

さて、「巻き」についてですが...
最近は通販を中心に鑑定書がついたネックレスを随分目にするようになってまいりました。
鑑定書にはレントゲン撮影によって真珠層の巻き厚を数値で見れるようになったものが多くあります。
真珠層の巻きが薄いものは「粗悪品」ですので、困ったときはご自分のチョイスの中でなるべく巻き厚の数値が大きいものを選ぶ...というのもひとつの方法かもしれません。

一般に真珠業者は「巻きが良い」「巻きが悪い」と表現しますが、この「巻きが良い」というのは上述の巻き厚の数値が大きいと言っているわけではありません。
「きちんと整理された引き出し」と「そうでない引き出し」のようなもので、真珠層がきれいに重なり合った状態を「巻きが良い」と言い、そうでないものや明らかに薄巻きな感じのものを「巻きが悪い」と言います。
真珠層がきれいに重なり合った状態は、カッチリとして...と一般消費者には理解が難しい表現になってきますので、ここでは割愛します。

ポイントは並べて比較したなかで、キュッと縮んだ感じの張りを感じられるほうを選ぶということではないかと思います。

真珠層が厚いということは、形が歪みやすかったり、キズが出来やすかったりという側面がありますので、最終的には(薄巻きでない限り)トータルバランスで判断することが大切です。

さて、「照り」についてですが...
真珠層あっての「照り」ですから、薄巻きの粗悪品には期待できないものです。
(ごくまれに厚巻きであっても光彩色をほとんど持たない真白な真珠を目にしますが...)
ですので、「照り」がしっかりしていれば、「巻き」もまずはOKと思っていただいて良いでしょう。

「照り」は「輝き」と「干渉色」を両立させて判断します。
ただピッカピカであればよいのなら、貝パールネックレスのツルツル・ピッカピカは相当に照りがよいと言えますからね。誰も本当の真珠ネックレスを買わなくなってしまいます。(笑)

「光彩色」(干渉色)については以前のエントリーで書いていますので、ここでは省略させていただきます。

「輝き」ですが、冒頭で書きました通り、比較すればよくわかりますし、輝き具合は前知識がなくても見れば判断できますので、特に説明することはありません。

一点だけ書いておきたいのは、喪のお席で照りの良いネックレスは失礼だと考える地域があるようです。
ということは、こういった地域では「お祝い系」と「悲しみ系」でネックレスを分けるということでしょうか?
ジュエリーのマナー的な本を読むと、お祝い系では2連を基本に...なんて書いてあったりしますので実際にはそれがマナーというものなのかもしれません。

独身のときに照りの良いネックレスを買ったのに、嫁いだ先の習慣によっては半分しか使えないということもあるんですかね。

また、「私の年齢でピンクは恥ずかしいから...」と、光彩色のない真白なネックレスを指名買いになる方もそこそこいらっしゃいます。

だから真珠は面白いと感じています。