*別ブログからの転写ですが、少し修正しました。

真珠はボディカラーはもちろん、その奥で様々な表情を見せる干渉色の美しさが私たちを魅了します。毎日真珠ばかり見ていると選別眼が養われ、いつの間にか厳密な世界に足を踏み込んでいくことになります。
さて、真珠会社がDMを作ったり、雑誌などに広告を掲載する際に、広告屋さんあがりの真珠屋でないかぎり、これを広告代理店などに依頼することになります。ここでカメラマンを悩ませるのが真珠の色です。自分で真面目に真珠の写真を撮ったことのない真珠屋は、相手がプロの肩書きであることをいいことに「真珠の表情がああだ、こうだ。もうちょっとこうして...」と希望を言い、自分の目に見えている状況に限りなく近いものを期待します。一方カメラマンは真珠屋が言うことはさっぱりピンときません。「ここがこうでしょ?」と言われても「......何となくそうかなあ。」といった感じです。結局時間の問題があり、お互いの妥協点でよしとするのですが、実はこの後印刷の工程でまた妥協に迫られることになります。
何度もこれを経験しますと、「こんなものだ」という自分なりの標準値が出来てきて、はじめからこの標準値を目指すようになります。
ところが自分で写真を撮ろうと挑戦した私は、ことの大変さを知ることになります。
まずは購入するカメラの選定をはじめました。これまでに写真を趣味としたことは一度もありませんので、あれこれ調べてもチンプンカンプン... 「やっぱ一眼レフだよなぁ~」からなかなか進みません。
結局伊勢で活動するプロのカメラマンに相談に乗っていただき機種を選定、それが安く買えるお店をネットで検索して購入しました。
あとはもう、オートモードでバシバシ撮るべし!と思っていた私は、最初の1枚で冷や汗タラタラ... カメラマンの方々、今までなんだかんだと生意気なこと言って、申し訳ございませんでした。
「絞りって何?」の状態から我流ですが猛勉強して(デジカメってフィルムいらないから勉強機材に最適ですね)、...でもまだまだ素人の域を出ません。本当に奥が深く、知れば知るほど難しい世界です。
私感ですが、真珠を撮影する場合何かを切り捨てなくてはなりません。映りこみのない状況で撮影すると、ジュエリーの金属部分はキレイに仕上がりますが、真珠の干渉色はほとんど表現できません。映りこみをなくしていくと、干渉色をあきらめなければなりません。どちらを重視するかという選択に迫られます。多くの真珠屋さん(ネットショップ)で真珠の写真にカメラや部屋の様子が映りこんでいるのは、干渉色の表現を優先する結果なのですね。