2007年10月26日

ホールドアップ!

友人Mくんと私は、渡米前にしていた三軒茶屋のレンタルビデオ店のバイト仲間でした。
私はバイトを辞めて渡米、Mくんは卒業を機に1年間のアメリカ留学を選びました。
時間的に私の渡米のほうが半年早かったので、Mくんはカリフォルニアの田舎町へ行く前に私に会いに来てくれました。

映画でよく観たニューヨークを実際に見て歩きたかった。
東海岸から西海岸まで、いわゆるコースト・トゥ・コーストのバス旅行がしたかった。
そして、知人がアメリカで暮らしている現状を見てみたかった。
...のだと思います。

ニューヨークには3泊程度の短い滞在でしたが、二人でバイト中によく観た映画の撮影場所なんかを中心に案内してまわりました。

先に書きましたが、Mくんはカリフォルニアへの移動手段をバスで計画しました。
~1年後彼は自らのドライブで2度目のコースト・トゥ・コースト(しかも往復!)をしました~

そんなわけで、私はMくんをポートオーソリティバスターミナルまで見送りました。
チケットを受け取った後「ここでいい」という彼に「じゃあ、がんばって」と別れを告げて私は帰路につきました。

実はその後、彼は犯罪大国アメリカの洗礼を受けることになりました。

このバスターミナルはとてつもなく大きく、一日の利用者数は200,000人と言われています。
のり場の数も果てしなくあります。

Mくんは自分のバスのり場を探しながら向かいました。
すると一人の男が近寄ってきて...
「○×へ行くのか?」
「もう出発するから急いで!」
「早く!こっちだ!」
と非常にあわてた様子。

Mくんは言われるままに彼の後を走りました。

気がつくと彼は袋小路に追い込まれていました。
ヤバイと思うまもなく刃物を突きつけられ、ポケットに入っていたお金のすべてを盗られてしまいました。

「ほかにもあるだろ!」という男に、「それがすべてだ」と言いました。
普通こういう場面では持ち金のすべてを盗られるものですが、リュックサックを背負ったいかにも学生な姿が効果的だったのでしょう。
男は手にした現金だけを持ってその場を立ち去りました。

実はMくん、リュックサックの中に多額の現金を持っておりました。
これから新しい生活をはじめるわけですから、それ相応の額をもっていたそうです。
もし男がリュックサックの中までチェックしていたら...と考えると恐ろしくてたまりません。
多くのアメリカ人は騙されたり、裏切られたりすると自分の立場に関係なく逆上しやすくなりますので、お金目的だったはずなのにカッとして "つい刺してしまう" なんてことがよくあるそうです。

後日、私はこの話を知り、バスに乗るところまで見送らなかった自分を責めました。
自分がニューヨークに来て1週間くらいのころどんなだったかを思いおこしていれば、当然バスまで送ったはずでした。

そして、犯人が突発的にMくんを選んだのではなく、ずっと私たち二人に目をつけてチャンスを伺っていたのではないか...と思うと腹が立って仕方ありませんでした。

2007年10月19日

デリのコーヒーとドーナツ

デリのコーヒーについては別のエントリーで書いたことがありますが、安いのでよく買いました。
家でドリップするよりは高いのでしょうが、作らなくていいし、後片付けも楽だし、何よりコーヒー豆やペーパーのストックを気にするのが嫌だったので、よく利用しました。

デリのコーヒーイメージ

甘党の私は、このコーヒーと一緒にドーナツを買いました。

先日書いたプレッツェル同様に、各デリが独自にドーナツを揚げているわけではなく、どこかの大きなベーカリー工場が一手に生産をしていて、各デリがそれらを販売しているものと思います。
ほとんどのデリでドーナツは販売され、シナモンロールと普通のドーナツ(ハニーディップ)が並んでいました。

どちらもコーヒーに良く合い、同じくらいのバランスで食べていましたが、帰国後懐かしく思ったのは普通のドーナツの方でした。
見た目はゲンコツより大きいのに持つと軽く、大きな口をあけてかぶりついても、噛むとわずかな量... それだけふわふわに膨れていたのです。
なので、1個では充分な満足感が得られず、そこが毎日くらいにリピートしてしまうポイントでした。

先日時間つぶしにミスタードーナツに入りました。
何でも新作が出来たとか... 名前は「リッチドーナツ」
シリーズになっていて、ハニーディップ、シュガーレイズド、チョコレート、ストロベリーミルク、キャラメルアーモンドというラインナップです。
リッチといいながら、高いものでも136円、特に私の目を引いたハニーディップは126円という値段にも好感が持てます。

で、最初に食べたのは「ハニーディップ」でした。
ニューヨークのデリに並んだ普通のドーナツそっくりだったからです。
食べて感激しました。
同時に食べ比べすれば全然違うものなのかもしれませんが、私の記憶の中のドーナツとは酷似した食感、味だったからです。

以降、ちょくちょくミスタードーナツに立ち寄るようになりました。
一通りリッチドーナツを食べてみた私的感想としましては、「ハニーディップ」と「キャラメルアーモンド」がおすすめです。
大きく見えて、実はすごく膨れているので2個食べても平気だと思います。

ニューヨークのデリくらいの値段でコーヒーとドーナツが楽しめるのなら毎日でも行きたいところですが、コーヒーが262円もする時点でムリです。
デリの場合、テーブルも椅子もありませんが、セットで200円を切る値段でしたから。

では、ミスタードーナツのリッチドーナツ「ハニーディップ」をHPから勝手に拝借して...

ミスタードーナツのリッチドーナツ「ハニーディップ」


10月20日 追記
今日もミスタードーナツのリッチドーナツ「ハニーディップ」を食べてきました。
よくよく味わってみましたら、ミスタードーナツは「ハニーディップ」というだけあって、濃厚な蜂蜜の味がしました。
ニューヨークのデリのドーナツは「シュガーディップ」です。
失礼いたしました。
m(_ _)m

2007年10月17日

愛される警察官

何も悪いことなどしていないのに、パトカーを見るとドキっとしてしまい、なるべく警察官とは関わらず(むしろ会わず)に過ごしていたいと思っています。

つまり苦手なんです。警察というものが。

ところが、アメリカに行って「警察官のポジション」の違いに大変驚かされました。

アメリカの一般市民にとって警察官はアイドルなのです。
制服を着た警察官のことですよ。私服刑事のことはわかりません。
一般市民は「彼らのおかげで安心して生活できる」と感謝の気持ちを持っており、警察官にもなんら威圧的なところはなく、とても親切です。

オープンカフェで見ていると、通りを行く警察官に話しかける人の多さに驚きます。

ニューヨークのパトカーの色は青です。
さわやかな正義感を表す色で、町で見かけてもヤバイ気持ちにはなりません。

日本のパトカーもスカイブルーに白文字とかだったら良いのに...と思うのは私だけでしょうか?
スカイブルーにパトランプの赤が映えて素敵だと思うのですが...

さて、ニューヨークの場合、馬に乗った警察官がいます。
かっこいいです。
「一緒に写真とって」なんて話しかけても、気軽に応じてくれます。
ニューヨークに行くなら記念の1ショット、おすすめです。

今や日本も市町村がひらかな表記だったりする時代です。
警察もイメチェンしていいんじゃないでしょうか。

2007年10月14日

袋の中身

ニューヨークの町を歩いていると、ごく稀にですが茶色い紙袋の中にビン、缶を入れて何やら飲んでいる人を目にすることがあります。

その人とはなるべく関わり合わないようにしましょう。

アルコール飲料を飲んでいるので、酔っ払っている可能性が高いです。
話しかけられても、言いがかりをつけられても足早に立ち去りましょう。

欧米文化圏ではわりと一般的ですが、外でアルコール飲料を飲んではいけないことになっていて、見つかると罰金を課せられます。
外国人だとか、知らなかったとかは通用しませんので、旅行の際にはご注意ください。
もちろんアウトサイドカフェで飲むのは問題ありません。

アルコール飲料を飲んでいることがばれないように、紙袋の中に入れて偽装しているわけですが...
コーラを飲むのにわざわざそんなことをする人もいませんので、紙袋に入れたものを飲んでいる人を見たら、アルコール飲料を飲んでいると思って間違いないです。

ニューヨークで私が見た例では、白人が圧倒的に多く、その多くはアルコール依存症らしいです。
気をつけましょう。

2007年10月13日

プレッツェル

屋台で売られているプレッツェルは、個人的に落差ナンバー1です。
残念ながら実はまずいって意味ですけどね。

なんて、いきなり毒舌でスタートしてしまいましたが、ほんとおいしそうに見えるんですよ。

まずスナック菓子のプレッツェルみたいにパリパリではなさそうだと想像がつきます。
むしろそれは密度の高い素朴系のパンのような食感を思わせ、表側の表面には粗塩がふられているわけです。
おいしそうじゃないですか!?

でもその場で購入を即決させない妙なオーラがあり、安く、簡単に入手できるのになぜか距離を置いてしまいます。
そしていつまでも「おいしそうだな~」と横目で見る日々を送ることになります。

知人の誰もが「あれはまずいよ」「試す価値もないよ」「絶対に買うな」などと、いいことはひとつも言いません。
それだけ言われてしまうと、「いやいや、自分の口には合うかもしれない」という天邪鬼な考えも浮かばなくなります。

しかし人間は一度その禁断の食物を口にせずにはいられない衝動に駆られると、もうどうしようもないことは太古の昔から変わらないようで、ある日私はついに屋台でプレッツェルを買っていました。

口に入るサイズにちぎって一口...
「まずっ!」
「っていうかショッパ!」
半端じゃない塩辛さでしたので、思わず表側面に付着したチャームポイントであるはずの粗塩をすべて取り去り再チャレンジ...
「...ん~、食べられるけどまずいなぁ」
「っていうか、これ鹿のエサ?」

それはパンとは似て非なるものでした。

しばらくして、私は人生2個目のプレッツェルを手にしていました。
あのときのプレッツェル体験で「もう二度と食べることはないだろう」と決めていたはずなのに、やはり屋台で売られているプレッツェルはおいしそうに見えて仕方ありませんでした。
「あのときのプレッツェルはまずかったけど、この屋台のものはおいしいんじゃないか?」
そう思うと、もう一度試さずにはいられなくなり...

そして私はおいしそうなプレッツェルを一口分ちぎって口に入れました。
「ゲェ~ッ!まずっ!」
「っていうか、まったく同じ味じゃん!」
今思えば当たり前のことですが、世間知らずはこういう場面で損をします。

屋台それぞれが自前でプレッツェルを作っているはずがなく、どっかの工場で作られたものをみんなが仕入れて販売しているわけで、味は軒並み同じです。

さすがに2度失敗するとそこから教訓を得ます。
"プレッツェルはまずい"

ぜひお試しあれ!(笑)

2007年10月10日

デリの冷蔵庫

日本のコンビニのジュースが並んだ冷蔵庫。
大体何が売っていて、自分が欲しいものは何かってわかってますから、あまりドキドキすることはないかもしれませんね。

しか~し!
想像してみてください。
自分が初めて見るジュースばかりがズラーって並んでいたら...
無茶苦茶ワクワクすると思いませんか?

海外旅行のときにデリに入ってみてください。
いわゆるコンビニ的な冷蔵庫に並んでいますよ。
見たことのないジュースがたんまりと。

スーパーは駄目ですよ。
オープン形式の冷蔵庫とか、冷えてなくて棚に陳列されたりしてますから、ワクワク感が半減します。
やはり冷蔵庫のガラス戸の向こうにキチッとこちらを向いて並んでないと。
スーパーで楽しめるのは袋菓子とヨーグルト、チーズなんかの乳製品コーナーです。

おなじみのコカコーラでも
「お~っ!日本語書いてないゾ!」
なんて楽しめます。

さて、私が渡米後最初にワクワクしながら選んだジュースは...
アップルサイダーでした。

当時私の日常では見たことがなかったので、「果汁系ジュースで炭酸なんて何事だ!?」とかなり強い衝撃を受けました。
外を歩きながら飲みましたが、ビンって困ります。
缶なら普通に設置されているゴミ箱に捨てれますが、ビンの場合は若干後ろめたさを感じます。
後ろめたさを感じながら捨てましたけどね。(笑)

ビンジュースの王冠がヒネッて開けられることにも感動しました。

2007年10月 9日

インディアンサマー

10月7日に行われていたシカゴ・マラソン(Chicago Marathon)で、記録的な猛暑の影響により1人が死亡、350人以上が病院に運ばれ、主催者側はレースを途中で打ち切る措置をとったそうです。

これ、インディアンサマーですね。

夏がおわり、秋らしくなりだした頃に突然夏が戻ってくるのです!
1週間くらいですけどね。

その現象のことをインディアンサマーといいます。

これが終わるといよいよ美しい秋。
セントラルパークは秋色満開で、落ち葉だらけとなりますが、自分で掃除しなくてもいいので美しいことこの上ないのです。
お昼には中華をテイクアウトして、公園のベンチで食べる... 最高です!
観光で訪れる方も一度お試しになってはいかがでしょうか?

ニューヨークの秋は短いです。
...思い出すだけで、行ってみたくなります。

2007年10月 6日

松田聖子さん御用達

私はこのブログをついこの間の出来事を思い出すように書いています。

意図的にそうしているわけではなく、実際には20年ちかくも前のことなのですが、感覚的にちょっと前でしかありません。
人間は少し前のことより、かなり古い話のほうが覚えていると聞いたことがありますが、本当にそうかもしれません。

どのくらい古い話なのかを測るネタを思い出しましたので、ご紹介します。

私が住んでいたアッパーウエストサイド、アムステルダムアヴェニュー沿いに松田聖子さんが買い物をしたという子供服のお店がありました。
残念ながらお店の名前は忘れました。 m(_ _)m

私も興味本位で入店してみたことがありますが、あまりのバツの悪さに1分といられなかったと憶えております。

実際には一度買い物をしただけかもしれませんし、実は私の聞き違いで別の店だった...なんてことかもしれませんが、このお店を紹介したいわけではありませんので、軽く左へ受け流していただきたいと思います。

さて、当時の松田聖子さんがなぜ子供服のお店に...といいますと、自分の娘さやかちゃんに着せるためのものを購入していたわけです。

さやかちゃんは今では神田沙也加、タレント、21歳です。
どうでしょうか?
特にこのブログを読んでいただいている20代の人にはどれだけ古い話かおわかりいただけるのではないでしょうか?

私にとってはついこの間のことなんですけどね。

2007年10月 2日

犯罪は伝染病?

今朝のめざましテレビ、エビバデNYで知ったことですが...
ここ1年間、アメリカの大学キャンパスで銃を使った犯罪が5件も起こっているそうです。

これが実は以前から起こっていることなのか、今重なって起こっていることなのか、実際のところはわかりません。
マスコミの報道は世間が興味を持つものにプライオリティが置かれますから、2007年4月16日に韓国人留学生が32名を殺害したあのバージニア工科大学のショッキングな事件に端を発し、一気に世間が注目したから、以降の事件も取り上げるようになったのかもしれませんし、その報道を見て「俺も、私もこんな事件を起こしてやろう」と刺激を受ける連中が出てきて伝染病にようになっているのか、実際のところはわかりません。

それに「ここ一年間」ということでしたので、バージニア工科大学以前の6ヶ月間にもあったということになりますから、あの事件自体が別の事件に触発された可能性もありますね。

いずれにしても、この9月から留学している人は他人事と思わず、いつも警戒して身構えていないといけませんね。

また、これから留学の予定がある人は、しばらくキャンパス犯罪に注目し、収まった頃にその時期をずらすことも検討なさってみてはいかがでしょうか?

せっかく希望に満ちて出発するわけですから、ネガティヴな要素はない方がいいと思います。