2008年2月18日

IKEA デビューはニュージャージー

ニューヨーク時代にアパートででギター講師もしていた私。
広島出身でニュージャージーの大学に留学していたTくんは週1回のペースでレッスンに来てくれていました。

川を1本隔ててニューヨークシティという立地のニュージャージーですが、その川1本が文化を大きく違えていて、クルマがないととても不便な環境になるようで、Tくんもクルマを所有しておりました。

ある日、何気に私が机を買いたいことをTくんに話すと、ニュージャージーにものすごく大きくて安い家具屋さんがあると教えてくれ、しかも週末でよければクルマで連れて行ってくれると言います。
私は即座に彼の厚意に甘えることにしました。

当日、彼はわざわざ自分が住むニュージャージーから私を迎えに来てくれました。
川を越えてニュージャージーに入ってから30分くらい走ったでしょうか...
着いたところは青と黄色の看板のお店で、確かにマンハッタンでは考えられない大きさです。

家具やインテリア雑貨が好きな私としてはじっくりと見たかったのですが、Tくんはこの後私をマンハッタンに送り、またニュージャージーへ戻らなくてはなりませんので、サッサと買い物を済ませなくてはなりませんでした。
天板と足を好きな組み合わせで買える机売場に行き、マンハッタンで選んであった候補の品の予算でワンサイズ大きなものが買えました。
しかもニュージャージーは消費税なし!
いい買い物ができました。

配達は別途代金が必要だったので、Tくんの了承を得て持ち帰りに...

Tくんのクルマはハッチバック(ヴィッツ、フィット、ノートみたいな形のクルマ)。
予定より大きな天板を買ったこともあり、車の後ろから入れて、どう考えても私たちの頭の上までスペースが必要です。
私たちはいじめられるカメのように首を引っ込めてニューヨークへ戻りました。

その買い物がきっかけで、IKEA からはシーズン毎にカタログが送られてくるようになりました。
カタログを何気に机の上に置いておくと、アパートへ来た人のほとんどは「あっ、IKEA だ」といって手に取り見ていました。
それだけ知られていたということだと思いますが、みんな「アイケア」と読んでいたため、私はずっと「アイケア」だと思っていました。

シドニーにも空港と市街の間にあり、私が「アイケア」というとオーストラリア人に「イケア」だと指摘され、私は「君が間違っている。あれはアイケアだ。」と最後までゴリ押しました。

後に IKEA は日本にも進出し、雑誌なんかで「イケア」と紹介されました。
お恥ずかしい...

2008年2月16日

「今日は気分が良くない」といわない人たち

前回の記事で、「今日は気分が良くない」といってもらえると楽だ...と書きました。
またそれは、アマチュアシンガーたちとのアポイントで上手く使えたことも書きました。

が、CM契約のあるシンガーや、ブロードウェイに出ている人など、アマチュアからワンステップ上がったところにいる人たちは絶対に「今日は気分が良くない」とは言いませんでしたし、遅刻もしませんし、サッサと唄ってサッサと帰るのが共通のことでした。
いつでも臨戦態勢でいられるように日々体調管理を怠らないのでしょう。

この人たちのもうひとつの共通項は電話をかけまくることです。
当然アマチュアシンガーなのでレコーディングスタジオを使う予算はなく、私のアパートでレコーディングしていたのですが、私が機材の準備やセットでもたついていると、すかさず "Can I use your phone?" といって、どこにかけているのかはわかりませんが(多分ロングディスタンス多数)、こちらが「準備完了」というまでずっと電話で話しています。
そして大抵約束の時刻より10分くらい早く来て、その10分を電話に費やします。
当時は携帯電話なんて誰も持っていませんでしたから、私の電話を使うわけです。
こちらの都合で待ってもらうときなど「私の時間を無駄にするなら、あなたの電話代を無駄にしてあげるわ」ってことか? と思うほど容赦なく電話をかけまくります。

あと、「なんか飲む?」と訊くと、必ず「水」と答えることも共通していました。
「コーヒー飲む?」と訊いても「いや、水で。」でしたので私は冷蔵庫にミネラルウォーターを常備しておりました。
彼女たちはそこに水があることを知ると、こちらから訊かずとも勝手にグラスを取って、勝手にやってくれて、楽でした。

そして、いつも安定してキッチリ唄っていました。
あの人たちっていつ、どこで練習しているのか...結局わからずじまいでした。

2008年2月15日

「今日は気分が良くない」といえる文化

アメリカ女性とある程度仲良くなると「今日はちょっと気分がのらない...」と言う人が多いです。
これがたぶん多くの男性には助かります。
仕事ではなかなかそんなふうにはいかないでしょうが、個人的なつきあいなら予定の変更など対応がわかりやすくて良いのです。

誰にでも気分の良い日と悪い日ってありますよね。
それを当たり前のこととしての文化なんでしょうか、「今日は気分が良くない」と相手に言ってもらえると本当に楽です。
私はそれに気付いてから、必ず約束の1時間前くらいに相手に電話して、約束の確認をするようにしていました。
で、「気分が良くない」と言われたら、「予定変更しようか?」と持ちかけました。
するとほぼ 100% の確率で「そうしてもらおうかな...」となり、相手は気分が乗らないのに出てこなくて良くなりますし、私も変な気を使わずにすみます。

私は多くのアマチュアシンガーのデモテープをプロデュースしていたので...その話ですよ。
決してチャラオだったわけではありません。
そもそも全然もてませんでしたし。(笑)

また、気分が乗らない日は "I don't know." を連発する人が多いです。
何か訊いても大抵、 "I don't know." ではじまり、 "I don't know." で終わります。
"I don't know. Maybe.... I don't know." みたいな感じです。

自分の気分で相手の予定を変更させるのは「わがまま」だとする考え方もあると思いますし、どっちが良いとか悪いとかを言うつもりはありませんが、アメリカではそんな感じでした。

2008年2月 6日

ものとり被害

"コトン"
誰かがそっとドアを閉める音がして私は目覚めました。
外は結構明るくなっていましたが、私がめざましをセットした時刻にはまだまだ余裕がありました。

「...なんじゃ?」

部屋に人の気配は感じられません。

私は布団から出てリビングを見回します。
「...なんじゃ?」

玄関のドアをチェック。
「...鍵あいてる。」

昨夜鍵をした記憶を呼び起こします。
「たしか寝る前に鍵確認したよなぁ...。」

もう一度リビングを見回します。
特に荒らされた形跡もなく、盗られたものもなさそうです。

「...なんじゃ?」

私は鍵をかけ、布団に戻りました。

しばらくて、私は何かが近づいてくる気配を感じました。
「...ん?」
うっすらと目を開けると、そこには銃口が!

なんて、ニューヨークではありそうな話ですが太字部分は冗談です。
ごめんなさい。 m(_ _)m
布団に戻ったところまでは本当の話です。

いつものようにめざましで起きた私は、さっきの出来事を整理してみました。
「確かにドアが閉まる音がした。でも人が入った形跡はないし、カネメのものもなくなっていない。しかし玄関の鍵はあいていた。」
「ということは、誰かが入ってきて、出て行った。」

私の部屋は最上階でした。
小さなBBQパーティが出来るくらいのテラスがついていて、それがこの物件に決めた理由のひとつでした。
ところが、これこそが誰かが侵入した原因だったのです。

ニューヨークのアパートの多くはこの写真のように建物同士がピッタリくっついていて、高さも大体揃っています。

ニューヨークの一般的なアパート

なので、以前に書いた「ニューヨークのアパートのセキュリティ事情」という記事の私のように、誰かもわからず人をアパート内に入れてしまうと、その建物の屋上に出て、あとは屋上伝いにいくつものアパートに侵入できる可能性があるのです。

このとき侵入した犯人は屋上伝いにやってきて、テラスから私のアパートに侵入。
鍵を開けて出て行ったのです。
間違いありません。
その推理には絶対の自信があるのです。
なぜなら...
「私がテラスのガラス戸の鍵を掛けていなかったから~っ!」

入られて当然です。
(´。・_●・`) 反省...

出掛けようとしたとき、昨夜書いた日本にいる友人宛の手紙がみつかりません。
いくら探しても見つからないので、あきらめて出掛けました。
きっと犯人が手紙を踏んでしまったとか、証拠を残してしまったから持ち去ったのだと思います。
その手紙を投函してくれるくらいの愛嬌があっても良かったと思うのですが、手紙が友人宅へ届くことはありませんでした。

ここで、チャンチャン♪と終わるわけには参りません。

あの日、たまたまテラスのガラス戸の鍵を閉め忘れたから侵入されたわけで...
よく考えてください。

しょっちゅう見られていた可能性があるのでは...?
犯人は何度もやってきてて、「ここの鍵が開いているときに入ってやろう」と企んでいたとしたら、ムチャクチャ怖い話です。
入られたことより、そっちのほうが怖くないですか?

更に、リビングにカネメのものがないからと、ベッドルームに押し入られていたら...
ナイフやガンで脅されていたら...

その後私は同じ建物の別のフロアに引っ越しました。

マンハッタンのペントハウスって、バブリーな響きでカッコイイですけど、周りから突出した高さの建物のものならよいでしょうが、ドアマンのいない写真のようなアパートのペントハウスなんてそんなものです。
危険極まりない!

人生捨てた犯人だったら、ガラスを割って侵入してきますから、鍵云々の話ではありません。

2008年2月 4日

ソフナー

アメリカ生活で感動したものの中にスフナーがあります。

バウンスとか、まあ日本でもアメリカ発のものが売っていますよね。
でも私が感動したのは、ペーパータイプのものなのです。

ニューヨークの人は基本的に洗濯物を乾燥機で乾かします。
ペーパータイプのスフナーは乾燥機に入れて使うのですが、これを使うとやわらか~く、肌触りサラサラになるのです。

それだけではないのです!

このペーパータイプ、静電気を強力に除去します。
ズボンをはいたときに静電気が気になったりしますと、ペーパータイプを1枚取り出し、気になる部分をなぞってやると一発で静電気よさようならなのです。

アメリカでは種類も豊富で、私がどの銘柄を使っていたかは残念ながら覚えておりません。
ずっと同じものを使っていたと思います。

しかし!

残念なことに日本ではペーパータイプはなかなか手に入りません。
ソニープラザで売ってるのですが、高い、高い。
いくら優れものでも消耗品1箱に600円も700円も出せません。
...とはいえ、一度だけ買ったことがあるのです。
「ダウニー」だったかな?

あれは、静電気除去効果が少なかったです。
一瞬静まるのですが、ちょっと経つとぶり返してきます。

日本も花粉症で悩んでいる方の中には、洗濯物を外に干せず、やむなく乾燥機を使っている方って多いと思うのですが、日本のメーカーさん、何とかしていただけないでしょうか?