IKEA デビューはニュージャージー
ニューヨーク時代にアパートででギター講師もしていた私。
広島出身でニュージャージーの大学に留学していたTくんは週1回のペースでレッスンに来てくれていました。
川を1本隔ててニューヨークシティという立地のニュージャージーですが、その川1本が文化を大きく違えていて、クルマがないととても不便な環境になるようで、Tくんもクルマを所有しておりました。
ある日、何気に私が机を買いたいことをTくんに話すと、ニュージャージーにものすごく大きくて安い家具屋さんがあると教えてくれ、しかも週末でよければクルマで連れて行ってくれると言います。
私は即座に彼の厚意に甘えることにしました。
当日、彼はわざわざ自分が住むニュージャージーから私を迎えに来てくれました。
川を越えてニュージャージーに入ってから30分くらい走ったでしょうか...
着いたところは青と黄色の看板のお店で、確かにマンハッタンでは考えられない大きさです。
家具やインテリア雑貨が好きな私としてはじっくりと見たかったのですが、Tくんはこの後私をマンハッタンに送り、またニュージャージーへ戻らなくてはなりませんので、サッサと買い物を済ませなくてはなりませんでした。
天板と足を好きな組み合わせで買える机売場に行き、マンハッタンで選んであった候補の品の予算でワンサイズ大きなものが買えました。
しかもニュージャージーは消費税なし!
いい買い物ができました。
配達は別途代金が必要だったので、Tくんの了承を得て持ち帰りに...
Tくんのクルマはハッチバック(ヴィッツ、フィット、ノートみたいな形のクルマ)。
予定より大きな天板を買ったこともあり、車の後ろから入れて、どう考えても私たちの頭の上までスペースが必要です。
私たちはいじめられるカメのように首を引っ込めてニューヨークへ戻りました。
その買い物がきっかけで、IKEA からはシーズン毎にカタログが送られてくるようになりました。
カタログを何気に机の上に置いておくと、アパートへ来た人のほとんどは「あっ、IKEA だ」といって手に取り見ていました。
それだけ知られていたということだと思いますが、みんな「アイケア」と読んでいたため、私はずっと「アイケア」だと思っていました。
シドニーにも空港と市街の間にあり、私が「アイケア」というとオーストラリア人に「イケア」だと指摘され、私は「君が間違っている。あれはアイケアだ。」と最後までゴリ押しました。
後に IKEA は日本にも進出し、雑誌なんかで「イケア」と紹介されました。
お恥ずかしい...



