2008年8月10日

新婚さんいらっしゃい

私は小学生のころから素人が出演する番組が好きで、「新婚さんいらっしゃい」は海外滞在中に何度見たいと思ったことかわかりません。
今伊勢では、土曜に再放送があり、数ヶ月遅れで放送していますが、これも見るようにしています。

今日の新婚さんの一組はアルゼンチン出身の物理学者、今はシャープでブルーレイの研究をしているという旦那と日本人の奥様というご夫婦でした。
長く新婚さんいらっしゃいを見ていますと、日本で暮らす外国人の多さに驚きます。

ん?

この頃はよく外国人の方が出演するようになったという意味です。

それはさておき、今日のアルゼンチン出身の方、「定年までは日本にいます。その後はそのときに考えます。」とおっしゃいました。
ものすごく柔軟な頭の持ち主で、感心しました。
何のコビもなく、正直で、知性を感じさせる一言でした。

大して年齢も変わらないのに、私は何にしても白黒はっきりしたいところがいまだにあり、「その後はそのときに考えます。」なんて絶対に言えないタイプです。
自分を追い込んでもがくタイプです。
ウェアを揃えてからスポーツに臨むタイプです。

私の海外生活も 「その後はそのときに考えます。」 という考え方ができていたなら、また違ったものになっていたと思います。
いついつまでにこれをやって、こうなって、そのあとあれやって、ああなって...の繰り返しでしたから。
でもこういうのってストイックとはいわないですよね?

2008年7月 4日

海外ロングステイ先人気ナンバーワン!チェンマイ

少し前のニュース番組で、今リタイアした人たちが海外ロングステイ先に選ぶ人気ナンバーワンの場所がタイのチェンマイだと知りました。

私も好きです。チェンマイ。
2泊しただけで観光コースの上っ面な部分しか知りませんが、それでも「もう一度行きたい」と本気で思っています。

あの食べ物の美味さ、リラックスした空気、ありがたき物価の安さ...
そのうえ、今や日本人がたくさん暮らしているとなれば最高のロングステイ先だと思います。
海派の人には「とんでもない!」って感じでしょうね。

チェンマイでは昔からもち米を食べる習慣があるようで、これが何とも美味しいのです!
その辺のレストランで勝手にもち米が出てくるというわけではありませんが、ツアーに参加すると民族舞踊を見ながらもち米ディナーを食べると思います。
食事なしのツアーでも、この「民族舞踊ともち米ディナー」はオプショナルツアーで現地販売されていますから、是非参加されてみるといいでしょう。

あと、象に乗れるのもチェンマイの良いところ。
バンコクから半日観光で行く、ローズガーデンというところでも象に乗れますが、こちらは動物園的、植物園的な施設の中で、直線で行って戻る...だけ。
もちろん私たち日本人は象に乗れる機会なんて滅多にありませんから、それでも充分感動すると思います。
ところが、チェンマイの場合、ジャングル・トレッキングなのです!

ジャングル・トレッキングというと、その言葉の響きから誤解が生じるかもしれません。
実際はエレファントキャンプといって、象が芸を披露する場所がありまして...
日本のテレビでもよく紹介されていますので、見たことがある方もいらっしゃると思いますが、絵を描く象やサッカーボールで遊ぶ象なんかがいます。

このエレファントキャンプは山の中に設けられているのですが、施設内のコースを象の背中に乗って一周します。
途中で小さな川も渡ります♪
正確には象の背中に木製か竹製かは忘れましたが、簡易ベンチのようなものが取り付けられていて、人間はそのベンチに座ります。
象使いがベンチの前、象の首あたりに直接座り、耳の裏辺りを蹴って象に指示を与えます。

他人が乗っているのを見ると、なんとも優雅で「自分も乗りたい!」という気持ちになるのですが、見るのと乗るのは大違い...
無茶苦茶こわいのです...
平坦なところを行くならともかく、結構な急斜面を登ったり、下りたり...
で、我々が座っている簡易ベンチ的なもの自体が外れて落ちそうな緩さ!
それに加えて自分のオシリもズルズルとずれ落ちそうになる!
登りはそうでもありませんが、下りの怖さはハンパない。
乗っている本人は必死なわけです。
ところが、見ている人たちへのアピールとして、涼しげな表情でいなくてはなりません。
やっぱ象に乗るんですから優雅でなくっちゃね。
象の背中で真っ青になっている人間なんて誰も見たくないわけです。

暗黙の了解として覚えておいてください。
象のジャングル・トレッキングをしている観光客は、手に大汗をかいて、むっちゃベンチの端を握っています。

今度チェンマイに行ったら、もう一度乗ってみたいです。
今度は怖いのをわかってて乗るので、また違った世界があるかもしれません。

2008年4月16日

結局海外暮らしってどこか淋しいものなんでしょうかね?

メールをいただきました。
 ...って、ラジオのパーソナリティ気取りの書き出し、恐縮です。

以前にこのコラムでご紹介したブログサイトを追っかけている人たちからでした。
メールの返事は返しましたが、他にもあのブログサイトからこちらに来ていただく方もみえると思いますので、一応私の気持ちといいますか、書いておこうと思います。

私のあのサイトに対するスタンスは「ど~でもいい」です。

私のサイトからのリンクはありませんし、サイトに関して書いた記事も今は公開しておりませんが、あちらのサイトから私のサイトへのリンクが残っているため、「あのサイトとの相互リンクは解消すべき」とのご意見をいただいたわけです。

この方たちは掲示板上で、あのサイトの信憑性についてあれこれ検証を重ね、結果として道徳的によろしくないので云々...

何に腹を立てても、どういう意見を述べても、他人を傷つけたり、誰かに迷惑がかからなければ自由だと思います。
もちろん悪を排除しようという志は立派だと思います。

しかし、ブログサイトの誤字を執拗に指摘している人たち自身が、その掲示板でたくさんの誤字をしている様子を見ると、結局ネタは何でも良くて、その掲示板がこの人たちの心のよりどころになっているんだなぁ...と、少し淋しく思いました。

もちろん私にも海外生活の経験がありますから、気持ちはよ~くわかります。
私自身も当時にこれだけのインターネットの発達があれば、間違いなくハマッていたと思います。

ただ、この方たちが掲示板にかける手間、時間を想像するに、将来「あの時間はもったいなかったな」と思うときがくるんじゃないかと老婆心です。

2008年3月 6日

シドニーでアパートを借りたときの話

駐在員の場合、家賃を会社が負担してくれることは普通にあることです。
贅沢な悩みですが、自由度の低さが問題です。

会社の規定内で選ばなくてはならないので、個人のライフスタイルを重視できるものではありません。
例えば、ものすごく家が好きだったり、インテリアにこだわりがある人なら、収入の半分を家賃につぎ込んでも良いと考えても、それはひとつのライフスタイルで、他人が意見できることではありませんよね。

そうではなくても、住むところを選ぶときには誰だって重視するポイントってあると思うのです。
立地条件だったり、広さだったり、間取りだったり...
会社の規定はそういったことまで考慮されていることは少なく、特に平社員の駐在員の場合は、大抵、最低の暮らしができる程度で設定されているものと思います。

私の場合、仕事柄、旅行客から病気とか緊急の用件で電話が入るとすぐに動かなくてはなりませんでしたので、できればシドニー中心部に住みたかったのですが、家賃相場が規定を大きく超えてしまうためムリでした。

なので、可能な限り中心部に近く、電車やバスの便が良く...と考えました。

日本人の多くはノースシドニーの住宅街を好みました。
確かに環境的にはとても良く、クリーンだし、日系スーパーマーケットもありましたから、よくわかります。
が、腹痛で苦しむお客様から電話がかかったときのことを考えると自分の生活環境より、仕事をスムースにこなせる環境を選ぶしかありませんでした。

私はキングスクロス界隈にターゲットを絞りました。
キングスクロスというのはいわゆる繁華街で、シドニーでは危険な地区と言われています。
が、日本人観光客が多く利用するホテルも数軒あり、市中心部へもクルマで5分程度という、私にとっては好立地条件でした。

ところが、実際に不動産屋さんをまわると、会社規定の家賃ではムリでした。
そこで、支店長に「オーバーする分は自己負担でも良いか」訊いてみると、当然OKしてもらえると思っての相談でしたが...
「会社の規定を超える贅沢を望むなら、全額自己負担にしなさい」と...

今ではその意味も理解できますが、当時は全くスジの通らない話だと思いました。

結局、平日に一日休みをもらい、「もっと範囲を広げて探す」ことになりました。
赴任してから会社経費でホテル暮らしだったので、会社としても一日も早くアパートを決めてもらいたかったのです。

私は「今日決めなければならない!」というプレッシャーを背負って出掛けました。
15時を過ぎてもまだ決まっておらず、不動産屋さんでも「その予算ならルームシェアよね。○○に行ってみれば?ルームメイト募集の貼り紙がしてあるよ。」なんていわれる始末...

15:30頃、前に行ってダメだったキングスクロスの不動産屋さんへもう一度行ってみると、「また来たのか!」と顔に書いてある女性が応対してくれました。
「どう?あと30ドル出せるの?」
「ムリです。」
「じゃあムリね。ごめんなさいね。」

不動産屋さんは大抵17時で終わりです。
残業はしませんから、物件を見て、契約書をもらって...という段取りを考えると、もう時間的に限界ギリギリのところです。

私は支店長に怒られる覚悟を決め、今日の契約を諦めてしまいました。
で、その女性にはじめて実情を話しました。
駐在員として来たこと。
会社が家賃を全額負担すること。
規定を超える額の自己負担ができないこと。
今日アパートを決めてこいと休みをもらったこと。
などなど...

そして、立ち去ろうとしたとき...
「わかったわ。ここを見てきたら?」と。
鍵と手書きの地図を渡され、「え?家賃はいくら?」と訊いてみると、会社規定より安い!
普通なら「最初から出せよ!」とブチ切れそうになる話ですが、このときは「ありがとう」しか思いつかなかったです。

アパートはヨットハーバーのほど近くにあり、広い駐車場があり、プールがあり、エレベーターがついていて、もちろん部屋はワンルーム(オーストラリアではバチュラーといいます。独身ってコトです。)ですが、なんと壁一面がガラスで、ヨットハーバーが一望できるではありませんか。
日光も良く入ります!
そんなアパートを楽しむ時間的な余裕がないことはわかっていましたので、私にはもったいないような好物件でしたが、当然そこに決めました。

後になって思ったことですが、他の不動産屋でも「かくし玉」があったのではないか?
もしかしたら市中心部でも予算内の物件があったのではないか?

決めたアパートに満足していましたので、そんなに深くは考えませんでしたが、それがシドニーの不動産屋さんの実情であったことだけはいろんな人たちに話しました。

2008年2月18日

IKEA デビューはニュージャージー

ニューヨーク時代にアパートででギター講師もしていた私。
広島出身でニュージャージーの大学に留学していたTくんは週1回のペースでレッスンに来てくれていました。

川を1本隔ててニューヨークシティという立地のニュージャージーですが、その川1本が文化を大きく違えていて、クルマがないととても不便な環境になるようで、Tくんもクルマを所有しておりました。

ある日、何気に私が机を買いたいことをTくんに話すと、ニュージャージーにものすごく大きくて安い家具屋さんがあると教えてくれ、しかも週末でよければクルマで連れて行ってくれると言います。
私は即座に彼の厚意に甘えることにしました。

当日、彼はわざわざ自分が住むニュージャージーから私を迎えに来てくれました。
川を越えてニュージャージーに入ってから30分くらい走ったでしょうか...
着いたところは青と黄色の看板のお店で、確かにマンハッタンでは考えられない大きさです。

家具やインテリア雑貨が好きな私としてはじっくりと見たかったのですが、Tくんはこの後私をマンハッタンに送り、またニュージャージーへ戻らなくてはなりませんので、サッサと買い物を済ませなくてはなりませんでした。
天板と足を好きな組み合わせで買える机売場に行き、マンハッタンで選んであった候補の品の予算でワンサイズ大きなものが買えました。
しかもニュージャージーは消費税なし!
いい買い物ができました。

配達は別途代金が必要だったので、Tくんの了承を得て持ち帰りに...

Tくんのクルマはハッチバック(ヴィッツ、フィット、ノートみたいな形のクルマ)。
予定より大きな天板を買ったこともあり、車の後ろから入れて、どう考えても私たちの頭の上までスペースが必要です。
私たちはいじめられるカメのように首を引っ込めてニューヨークへ戻りました。

その買い物がきっかけで、IKEA からはシーズン毎にカタログが送られてくるようになりました。
カタログを何気に机の上に置いておくと、アパートへ来た人のほとんどは「あっ、IKEA だ」といって手に取り見ていました。
それだけ知られていたということだと思いますが、みんな「アイケア」と読んでいたため、私はずっと「アイケア」だと思っていました。

シドニーにも空港と市街の間にあり、私が「アイケア」というとオーストラリア人に「イケア」だと指摘され、私は「君が間違っている。あれはアイケアだ。」と最後までゴリ押しました。

後に IKEA は日本にも進出し、雑誌なんかで「イケア」と紹介されました。
お恥ずかしい...