2007年11月28日

使える英語 その11

"Which one ...?" と訊かれて "Yes." と答えていた頃、私が発したひとつの単語で階下の女性は「この人はバカじゃなくて、単に英語が話せないだけ」と感じたそうです。

言い返せば、それまでは「もしかしてこの人バカかも?」と思われていたということです。(笑)

まあそう思われても仕方ないです。
実際賢くないし、ニューヨークには教育が比較的遅れている国から来てバリバリ英語を話す連中がたくさんいますから「話せて当たり前」がネイティヴの人たちの本音であることは以前にも書きました。

だから日本から来た人間が英語を話せないことは解せないことなのだと思います。

話し戻して...
私が発した一言とは "REINCARNATION" でした。
何を言いたくてこの単語が出たのかは覚えていません。
随分後になって、階下の女性から「実は...」と聞かされた話なので、私はそのときのことはさっぱり覚えていないのです。

どうして私がこの単語を知っていたのかといいますと...
ユーミンのアルバムタイトル(曲のタイトルでもありますが)だったからです。
別に宗教的な勉強をしたわけでもなければ、当時ブームだった丹波哲郎の本から得た以上の知識があったわけでもありません。
日常に転がっていた単語だっただけです。

実をいいますと、私の中では「男がユーミンを聴く=ナンパなやつ」というイメージでしたので、テレビやラジオから流れる以上のユーミンは知りませんでした。
なので、もしあのアルバムのタイトルが「川景色」だったら、私は "REINCARNATION" を知らぬままだったと思います。

日本で暮らす日本人にとって英語はさほど必要ではないかもしれませんが、日常に転がっている英語を見過ごすか、調べて覚えていくかでいつか大きな差になって現れるんだな...と思いました。

以降、私はわからないこと、知らないことに出会うと、意識してすぐに調べるようにしてきましたが、インターネットがここまで普及したおかげで調べることもまったく苦にならないようになりました。

近頃は調べて「ふ~ん」と納得してもすぐに忘れてしまうんですけどね。

2007年11月14日

使える英語 その10

今回は "Bless you." です。

あれは渡米後まもなくのバス車中にて...
窓際の席に座った私は秋の暖かく柔らかな日差しを受けながら、流れゆく景色を見ておりました。
すると、鼻がムズムズしはじめ...
「ハクショーン!」

間髪いれずに誰かが後ろから "vbvnmjk"
...ボソッと小さな声で何かを言いました。

私は自分が怒られたと思い後ろを見ないよう姿勢を固めました。
結構オヤジ系のくしゃみをしてしまったからです。

場面変わって...
道を歩いていたときに、「ハクション!」
すれ違う人が "cfvgbn"
...え~っ!?また怒られたの?

場面変わって...

場面変わって...

場面変わって...

アメリカというところは人前でくしゃみをすると怒られるようです。(笑)

何度も言われていると、次第に聞き取れてきます。
どうやら彼らは「プレッシュー」と言っているようです。
他人のくしゃみを擬似音で真似て、注意を促しているのです。
何て嫌味なやり方でしょう。
おならに寛容なアメリカ人もゲップとくしゃみは許せないようです。

まあ、くしゃみ一発で多量のウイルスを撒き散らすことがあるわけですから、迷惑っちゃ迷惑です。
でもあそこまであからさまに嫌われると、こちらは逆切れ状態で「テメエらくしゃみ止めれんのか?」と食ってかかりたくなります。

冬のある日、確かバスの中で...
そのバスは混んでいて私は手すりにつかまり立っておりました。
すると私の隣にいた黒人女性が "ハクション"
私はニンマリとその女性に向かって言ってやりました。
「プレッシュー」

するとどうでしょう!?
彼女は当たり前の顔をして "Thank you." と言いました。
その後も平然とした態度です。

私は混乱しました。

ある日一人の日本人女性が教えてくれました。
「アメリカではくしゃみをすると魂が抜け出てしまうという言い伝えがあって、くしゃみをして魂が抜けてしまった人を見ると、その人に対して "Bless you." と慰めの言葉をかけるんだよ。」
「くしゃみの音を真似た "プレッシュー" じゃなかったんだ?」
「God bless you. ~神のご加護がありますように~ってこと」

なんて良い話だ!と私はいたく感動し、それまでの無知で発想の乏しい自分を反省しました。
なんだか人と人は繋がっているんだという人類愛を感じました。
今的には Free Hug ですかね。
それ以降私は誰かがくしゃみをすると真っ先に "Bless you." と声をかけるようになりました。
彼らは100% "Thank you." と返してくれました。

そういうことですので、英語圏に旅行に行く人でも誰かがくしゃみをする場面に出くわしたら "Bless you." と声をかけてあげてはいかがでしょうか?

さて、せっかくですから文法的な話も書いておきます。
God knows ... といいますから、つまり God は三人称なんですね。
中学校で習った「三単元のS」が know についています。

ではなぜ "God blesses you." じゃなくて "God bless you." なのでしょうか?
答えは...
"May god bless you." が正式な文章で、これが省略?されているのです。
"Bless you." は更に省略されたものってことですね。

m(_ _)m

2007年11月 1日

シンプソンズ

日本に「サザエさん」があるように、アメリカには「The Simpsons」があります。
アメリカの平均的家庭の日常を切り取り、かなりコミカルにしたアニメ(あちらではカトゥーン)です。

さて、日本で暮らしている外国人の方に「私はサザエさんで日本語の勉強をした」というかたが結構いらっしゃいます。
登場人物は正しく話しますし、日本のしきたりなども盛り込んでいますから納得です。

ところが、シンプソンズはかなりキャラ優先の話し方をしますし、訛りのひどいインド人は出てくるし、結局最初から最後まで完璧に理解できたことはありませんでした。

そもそもあのアニメで学んだ言葉をそのまま話したら...
日本で外国人がクレヨンしんちゃんの話し方をするようなもの...

そうか!

「シンプソンズ」は「クレヨンしんちゃん」だったんだ!

調べてみるとクレヨンしんちゃんは1992年4月13日より放送とのこと。
当時は当然知らなかったわけでした。

とすると、英語の勉強になるテレビ番組はなんでしょう?
オプラ・ウィンフリー・ショーですかね。

これからアメリカに渡る方は「オプラ」という名前を覚えておいてください。