2007年9月21日

どのくらいの期間留学すれば英語が話せるようになるのか?

今回は留学、ロングステイを計画中の方が最も気になっていることでしょう、「どのくらいの期間留学(生活)すれば英語が話せるようになるのか?」について、私の場合という極めてシンプルなサンプルで明言したいと思います。

どうしても個人差があったりしますから、駅前留学などに相談されても満足のいく回答は得られないでしょう。
答えようがないですものね。
これまでのエントリーのあちこちでバラバラと書いておりましたが、ここにまとめさせていただきます。

では、気になる結論から先に書きましょうかね。
3年です。 4年目からほとんど不自由なく暮らせました。

では、どのような3年間を過ごして不自由ないと感じるようになったかを書きます。
まず、ニューヨーク大学の英語コースの学生でした。
学校に大勢いた日本人留学生との付き合い(放課後につるんだり)は、ほとんどありません。月に1回くらいでしょうか。
極力友人はアメリカ生まれのアメリカ育ちな人たちと決めて人付き合いしていたところがあります。
毎月3~4本の映画を観ました。
テレビはMTVばっかりでしたが、アニメ(むこうではカトゥーンといいます)のシンプソンズとビバリーヒルズ90210シリーズ(この頃友近カップルがやってるあれです。)は欠かさず観ていました。

そんな生活を1年した頃、人が言ったことを聞きなおすことがめっきり少なくなりました。
聞き取れるようになってきたということですね。
そうなるとアメリカ人の友人(まだ知人レベルですが)も広がってきます。
英語の夢も見るようになります。(いつもじゃないですよ)

2年目は「相手の言ってることがわかるのに、自分の意見は全然言えない」という試練のときです。
どうしようもなく歯痒い思いをたくさんします。
何と1年も続きました。

3年目は突然話し始めました。
が、後から考えると文法的に間違ったことばかり話していたり、たどたどしかったり、的確な言葉を言えずに「○○みたいなやつ」をやたら使っていたと思います。
まあそれでもコミュニケーションは成立しますので、友人はどんどん増え、誰かと毎日電話で話すようになり、どんどん鍛えられていきました。

そんな感じで、4年目に突入したときには自分にストレスを感じることはほとんどありませんでした。
ありませんでしたが、ちょっと小難しい映画を観にいくとほとんど理解できませんでした。
私的に小難しい映画は... 羊たちの沈黙 とか... ああいうやつです。
要するに日常会話なんです。
日常を切り取ったようなドラマやコメディはよく理解できるのですが、非日常的な話になるとダメでした。

私の場合、4年目、5年目はオーストラリアでしたが、最終的に日本に移動になったのが1994年。
仕事では毎日英語を使いましたがタイプライター中心で話すことはほとんどありませんでした。

そして2000年に勤務先が廃業し、就職活動...
履歴書に書けるようにとTOEICを受けてみることにしましたが、私自身自分の実力がどの程度のものなのか興味があったので、勉強はしないでいきなり本番に臨みました。
結果は770点。
時間が足りず、未回答をかなり残しました。

もう一度受けてスコアを伸ばそうという気にはならなかったので、以降受けていません。

最後に、「帰国後英語を使っていないと忘れてしまうものか?」に触れておきます。
一度体得した英語はそうそう簡単には忘れません。
変なモード(緊張や体調不良など)に入ってしまって、話しにくいことはありますが、ダメダメになることはありません。

私は頭も要領も良いほうではなく、忘れっぽい方なのでこのような結果でしたが、留学、海外生活を検討中の方の参考になれば幸いです。

2007年9月14日

使える英語 その9

Do you have time? って学校で習いませんでしたか?

Do you have the time? と Do you have time? の違いについて習ったと思いますが、普通どっちがどっちか忘れちゃってますよね。(笑)

Do you have the time? : 今何時?
Do you have time? : ちょっとお時間ありますか? ってことですね。

私の海外生活の中では、街を歩いているとよく訊かれましたよ。 "Do you have the time?"って。
なのでこの言葉は知っていたほうが無意識の失礼をしなくて済みますし、時刻を教えてあげるくらいいいじゃないですか。 私はいつも言葉で「何時だよ」という代わりに、腕時計を見せてあげました。 そのほうが早いからです。 私はアナログ時計派ですので、相手も時計を見れば一瞬でわかるわけです。

でも、"Do you have time?" は一度しかありませんでした。学校の近くで。

その女性はアンケートらしいファイルを抱えて声をかけてきました。
私はいつも通り腕時計を見せて一瞬で立ち去りました。
3歩ほど歩いて自分の間違いに気付きましたが、「それでよかった」と結果オーライにしました。

そもそも、友人に "Do you have time?" と訊かれて、19:00 とか答えたら、笑われるかもう一度訊かれます。
何の問題でもありません。
仕事の場面でしたら、"Do you have time?" で終わることはあまりなく、"Do you have time for a meeting?" など、はっきりと内容がわかる形で用いられます。
つまり、"Do you have time?" といわれたときには、大抵その後ろに "言いにくいこと" や "お願いごと" などが潜んでいます。

よって、知らない人から "Do you have time?" と声をかけられるときは、ほとんど何かの勧誘です。
これを上手く、やわらかく断るには、腕時計を見せてすぐに立ち去るのが効果的です。
相手も「外国人だし言葉がわかんないんだな」と諦めます。
失礼な行為であることは否めませんが、ここで律儀に対応して嫌なほうに巻き込まれては困ります。

というわけで、今回の使える英語は「腕時計を見せる」でした。

2007年9月10日

オズィー・イングリッシュ

オージービーフといえばオーストラリア産の牛肉だと、かなり認知度は高いと思います。

オーストラリアの旅行ガイドブックを見るとやたらと「オージー」という言葉が登場してきますが、これは日本人が作った言葉ではなく実際に現地の人たちも普通に使っており、
Aussie と綴ります。
ただし、カタカナで書くと「オージー」ではなく「オズィー」です。
意味は Australian とイコールですが、自国の人、もの、事柄への愛情表現なのだと思います。

私にとってオーストラリアは最初の海外生活の場ではありませんでしたので、たとえオーストラリア流であってもそれ自体が西洋文化の範疇である限り、オズィー○○に驚いたり、感動したりすることはほとんどありませんでしたが、オズィー・イングリッシュには戸惑いました。

以前のエントリーで彼らが私の英語を下品だと感じていたらしいことは書きましたが、私にとってもオズィー・イングリッシュは戸惑いを感じるものでした。
オズィー・イングリッシュはイギリス英語がベースになっていて、米語に慣れ親しんだ日本人にとっては聞きなれるのに少しの時間を要します。
実はイギリス英語のほうがRで舌を巻かない分、日本人には使いやすいんですけどね。
学校で米語風に勉強させられてしまうから仕方ないです。
トメイトなんて。(笑)

会社勤務初日のこと...
基本的に会話はできたので、旅行業界の専門用語などを教わり、一部業務もトライさせてもらいました。
終業時刻が近くなってきたころ、女子社員が私に言いました。
彼女たちは時間内に仕事を終わらせようとタイプライターを叩きまくっています。

「katz クーリエを呼んでくれる? 短縮○○よ。」
「了解」

~これ宅配のことです。要するに電話で宅配業者に集荷依頼をしてくれということですね。

言われたとおりに短縮○○をかけます。

「はい。○○です。」
「集荷をお願いします。」
「はい。テリファイン番号は何番でしょうか?」
「え? 何番号ですか?」
「テリファイン番号よ。」
「テリファイン番号?」
「ええ。そうよ。」
「それは何ですか?」
「テリファインよ、テリファイン。」(オペレータはちょっとイライラしはじめている...)
「テリファイン番号ですか... ちょっと待ってください。」
~保留ボタンを押す~

「誰か~! ここのテリファイン番号は何番なの?」
2,3人が同時に答えます。
「ブラブラブラブラ...」
桁数が多すぎて憶えられませんでした...
「何?もう一回言って」
「xxxxxxxx」
「わかった。ありがとう。」

~電話に戻る~
「お待たせしました。テリファイン番号はxxxxxxxxです。」
「ありがとうございました。もう荷物の準備はできていますか?
「はい。」
「すぐに担当を向かわせます。」

~電話を切る~

私に与えられたデスクは2人掛けで、となりに同い年のGくんがいました。

Gくんに小声で
「なあ。テリファイン番号ってなんだ?」
と訊くと、彼はだまって私たちの間においてあった電話機を指差しました。
"テレフォンか!?"

さっき私がメモった紙を見てみると、たしかにそれは会社の電話番号でした。

余談ですが、スタッフの食事会のとき
「ちょっとケチャップとって」と言った私はみんなに笑われました。
イギリス系英語では「トマトソース」というそうです。(笑)