2007年8月31日

使える英語 その7

今回はニューヨークでは使えない英語です。

ジョントラボルタ主演映画の「フェノミナン」はご覧になりましたか?
アメリカ映画らしい感動作品です。
まだの方は是非♪

そう、そう。
この映画の主題歌はエリッククラプトンの「チェンジザワールド」です。

このタイトルの「フェノミナン」(phenomenon と綴ります)、辞書で調べると「現象」...なんとも味気ない翻訳ですが、「とても普通でない(あり得ない)」という意味を併せ持っております。しかもニュアンスとして、unbelievable、unusual などよりもずっとあり得ないときに使われます。

が、私たちが言葉のあたまに「超」をつけるのと同じで、現地ではそんなにたいしたことではなくても、「スゲー」というときに "Phenomenon!" と言うようです。

ただしこれ、ニューヨークではほとんど聞かれません。

カナダ在住の友人(日本人)が遊びに来たとき、彼は何かの場面で "Phenomenon" といったのですが、私がその単語を知らなかったため「何それ?」と訊くと「よくわかんないけどスゲーってことかなぁ?」ってことに...

で、後日階下の女性人訊いてみると...
「あり得ないくらいすごいことよ」
「このあいだはじめて聞いたよ」
「ニューヨークではほとんど使わないわ」
「ああ。トロントから遊びに来た友人がいってた。これはカナダ弁なの?」
「違うわ。ニューヨークでは日常が "phenomenon" なのよ。全てが "phenomenon" だから、あえて "phenomenon" とはいわないのよ」

というわけで、ニューヨークでは使えない英語ですが、それ以外の場所では「スゲエ!」といいたいときに使ってくださいね。

2007年8月29日

使える英語 その6

イーグルスと聞いて思い浮かべるのは「ホテルカリフォルニア」でしょうか?

「Take it easy.」はどうですか?

私がイーグルスと出会ったのは中一のときで、やはり「ホテルカリフォルニア」でした。
文化祭のときに2コ上の先輩がバンド演奏(←ダサい言い方・笑)で「ホテルカリフォルニア」を聞かせてくれました。
申し訳ありませんが、先輩たちの演奏では「ホテルカリフォルニア」がどんな曲なのか見当もつきませんでした。
そりゃあそうです。
先輩も中三で、陸上部でご活躍でしたから、バンドの練習を充分にできる状態ではありませんから。(笑)

で、中一のくせにやたら洋楽に詳しいヤツ、クラスに一人はいませんでしたか?

私のクラスにも一人いまして、このNくんがホテルカリフォルニア(アルバム)をカセットテープに録音してくれて、私は一発でロックに目覚めました。
そして、次に録音してもらったのが同じくイーグルスで「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」でした。

この「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」の1曲目が「Take it easy」なのですが、私の想像の中のアメリカではいつもこの曲が流れていました。風景は見たこともないカリフォルニアの砂漠の中の国道でした。

さて、この「Take it easy」ですが、都会ではあまり使われません。
「じゃあね」ってことですが、ニューヨーカーが良く使うのは "Take care (of one's self)." "See you." などで、「Take it easy.」は3年の滞在の間にメキシコ人がいったのを1回聞いただけです。

見た目イーグルスな人でも使いませんでした。(笑)

...で終わると使えない英語になってしまうので、
使えるのをひとつ "See ya!"

2007年8月28日

使える英語 その5

確か中学で勉強したと思いますが...現在完了形って憶えていますか?
「have(has) + 過去分詞」
すでに完了していて現在でもその状態にあるってことでしたね。

単語(動詞)も現在形、過去形、過去分詞って、テスト前に覚えませんでしたか?
do - did - done
see - saw - seen
go - went - gone
come - came - come
eat - ate - eaten などなど...

学校で勉強するときには理屈上の架空の文章を作ることが多いので、とても難しかった記憶がありますが、実際には文法というよりはひとつの言葉として使われるもの、そうでないものとはっきり分かれています。

日本語でも同じです。
「○○くんどうしてる?」
「ああ、イタリアに行ったよ。」

○○くんがイタリアに行ったという事実に興味を持てば、「いつ」「なんで?」と会話が広がるのがコミュニケーションというもの。

いくら文法的に正しくても「ああ、1ヶ月前にイタリアに行って、今もイタリアに住んでいるよ。」
なんて話し方をする人はいませんよね。

ニューヨークのレンタルビデオ店のショーウインドウに張り紙がしてありました。
「We've got it!」(入荷しました!)
と、書かれていたのですが...
文法的に正しい(私が学校で習った)のは「We have gotten it!」のはず。

そこで階下の女性に訊いてみると、こういうことでした。
「あはははは。たしかにそうね。でもそんな話し方をする人はいないわ。」
「ふむふむ...」
「I have seen it before. とか言うけど、それくらいじゃない?」
「へぇ」
「Done なんて、作業が終わったときなんかに "Done!" ってそれ一語で使われるほうが多いし、動名詞(?)的に "I'm done!" っていうけど、"I have done." とはいわないわね。」
「そうなの?」(いまいち納得していない)
「いわれてわからないわけではないけど、初めてデートした相手がそういうしゃべり方してたら、その後はあり得ないわ。」
「なるほど」(ここで納得)
「だって過去のことを話すときは普通過去形でしょ?」
「そりゃあそうだ」(完璧に彼女側の意見)

ところで、"I've got it." は大変よく使います。カバーする範囲が広く、とても便利な言葉です。
「○○持ってる?」 "I've got it."(持ってるよ)
「わかった?」 "I've got it."(わかった)
「誰がする?」 "I've got it."(私がします)

また、階下の女性がいったように "I got it." と単なる過去形でいうことのほうが多いかもしれません。

2007年8月27日

使える英語 その4

今回は「使えない英語」をご紹介します。(笑)

"how do you do?" って中一とか結構早い段階で習いませんでしたか?
「はじめまして」ですよね。
教科書ではAさんとBさんがお互いに "How do you do?" と言いあうようになってなかったでしょうか?

これ、実はアメリカ、オーストラリアではほとんど通用しません。
"How are you doing?"(調子はどう?といったニュアンス)と受け取られるのか、"I'm good."とか"Fine."とかの返事が返ってくることがほとんどです。

よく考えてみれば「はじめまして」って言ってるのに、?マークがついているのはおかしくないでしょうか? その時点で日本語の「はじめまして」とは少々ニュアンスの違う言葉なんだなと想像できます。(今あらためて考えればこそですが...)
そして?マークで訊いているのに、全く同じ言葉、しかも?マークをつけてそっくりそのまま返すのもおかしくないですか?

これは察するに日本語の「おひかえなすって」にあたり、英語社会では死語と化してしまったものなのかもしれません。

気になるので検索してみます...

なるほど!
1600年代に誰かを介して人に紹介されたときに用いた挨拶で、健康状態や何をしている人なのかを訊く意味合いを持ちながらその返事を期待しない...とあります。

「おひかえなすって」でもないのですね。(^ ^);

なんでも、この "How do you do?" が進化して "How are you?" や "How are you doing?" になったそうです。

実は過去に一度だけ白人が "How do you do?" と言った場面に遭遇しました。
「あっ!言った!」と思ったら彼はドイツ人でした。
ドイツの教科書にも "How do you do?" が「はじめまして」として載っているのでしょうね。

ちなみに現代英語の「はじめまして」は "(It's) Nice to meet you." か "Nice meeting you." ですが、それが使われるシチュエーションから意訳されたものであり、「犬=Dog」などの名詞のようにバッチリあてはまる「はじめまして」は英語にはありません。

2007年8月19日

使える英語 その3

今回は "Things change." です。

「物事は変わりゆくもの」ってことですが、英語がネイティヴの人たちには大変説得力のある言葉です。
主に人を慰めたり、勇気づけたりするための言葉ですが、未来への希望的な意味合いで使われることが多いです。

例えば、友人がネガティヴな発言をしたとき...
"Hey, things change. Everything is gonna be OK." なんて言ってあげると、友人は結構早く気持ちを切り替えてくれます。

「そうだよ。その通りだ。」と思わせる説得力がこの一言にはあるようです。

2007年8月18日

使える英語 その2

今回は "Let's go Dutch." (割り勘にしましょう) です。

アメリカ人はわりと誘った方が払うという考え方があり、例えば友人があなたを映画に誘ったとします。
結果として誰が払うかというのはそれぞれのケースがあるでしょうが、まずは自分の分は自分で払うという意思表示をしましょう。

簡単に "Thanks." と言ってしまうと、"自分が誘ったから仕方ない"と思われてしまい、しこりを残す人も少なくありません。相手は誘った側の礼儀として自分が払うと言っているのであって、あなたの出方を見ている部分があることを忘れずに♪

"I will pay for it." (私が払います)
"No, let's go dutch." (いえいえ、割り勘にしましょう。)

それでも友人が自分が払うと言ってひかない場合は、
"Thank you. I will get the popcorn." (ありがとう。じゃあ私がポップコーンを買うね。)

ジュースでもいいと思います。
とにかく、私とあなたは対等の関係ですということをしっかりとアピールするほうが友人関係がスムーズにいきます。

ちなみに、映画館で切符を買うとき何といえば良いでしょうか?

正解は "枚数 for タイトル" です。
例えば「レインマンを2枚」だったら、"Two for rain man." です。

2007年8月17日

使える英語 その1

使える英語シリーズをスタートします。

これはネイティヴの人たちとの交流を前提としたもので、これから長期滞在を予定している方にとっては少しは参考にしていただけるかと思います。

その1は「Everything is all right.」です。
「順調」ってことですが、とってもよく使われる言葉です。

例えば、友人のあいさつ...
"How's everything?"
"Everything is all right."

様子がおかしい人に...
"Is everything all right with you?"

なぐさめる、はげます...
"Everything is gonna be all right."

all right は OK でも使われます。

アメリカ人は国民性が前向きなので、特になぐさめの言葉として素直に受け入れられます。
「お前に何がわかるんだ?」
「いい加減なことを言いやがって!」
「わかったような口をきくな!」
とブチ切れられることもほとんどないでしょう。

2007年8月 1日

I'm sorry. はごめんなさい?

「アイムソーリー、ヒゲソーリー」と言った人は誰だったでしょうか?
ググってみるもののこれといった回答が見当たらず…検索終了。

総理を皮肉る駄洒落でずいぶん昔からあったようですが、まあ、どうでもいいですね。

さて、普通は I am sorry. という言葉、「ごめんなさい」と翻訳しますよね。
でも、実際に英語圏で暮らして I am sorry. を使っていると、「ごめんなさい」とはニュアンスが違うことに気がつきます。

さっき、sorry 単独で英和辞書で調べたら、「すみません」とありました。
ん~っ… それでいいのでしょうか?
もっとあれこれ書いてあって欲しかったんですけど。

もちろん私の誤解かもしれません。

私が感じるのは I am sorry. は「ごめんなさい」を含むもっと大きな言葉だということです。
sympathy=同情 の上にある言葉だったり、regret=残念 の上にある言葉だったり、怒り=anger を表現したり、疑問符だったり…時には軽く、時には重く、大変守備範囲の広い言葉です。

自分が怒られた。 I am sorry.
自ら失敗を認めた。 I am sorry.
友人が落ち込みました。 I am sorry.
○○さんが亡くなりました。 I am sorry.
言われたことが聞き取れませんでした。 I am sorry ?
他人にバカにされた。 I am sorry !?

例えを挙げ始めたらきりがありません。

というこは、日本語でいうところの「すみません」なのでしょうか?
いや。微妙にまた違うんですよね。
日本人の「すみません」ほど頻繁に登場することはありません。

そうなのです。英語圏の人達は簡単に I am sorry. とは言いません。
そういう文化なので、その中で暮らしていると簡単に I am sorry. と言わないことが当たり前に思えてきます。 そのせいか(?)、私はいい歳していまだに「すみません」と言う前に言い訳ったりしてしまいます。

私の自動車保険(任意保険のことですよ)の説明書をスミからスミまで読んだことがあります。そのときに、接触事故を起こしても、簡単に謝らないでくださいと書いてありました。
びっくりしましたが、悪くなくても「すみません」と言った時点で事態が不利になるということなのでしょうね。でもこの日本でそりゃあ無理ですよね。日本の文化がそれを許しませんよ。私の言い訳と同じです。(笑)

「すみません」は日本の文化ですから。
私なんかは電話を切るときも「すみませ~ん」ですよ。