2008年3月 1日

バナナ・サンドウィッチ

オーストラリアで驚いた食べ物、バナナ・サンドウィッチ。
恐らく日本人の多くは私と同じリアクションで「え~っ!?」、しかも「え」には濁点がついているくらいのところだと思います。

何気に会社で同僚と話していたときに「バナナ・サンドウィッチ」という言葉が耳につきました。
私はそこで会話をとめて、私が聞いた言葉が間違いでないことを確認しました。

日本にもバナナボート、まるごとバナナなどのデザートがありますから、そういう生クリームと合わせた系なら、何の違和感もないわけですが...
何でもオーストラリアでよく使われる普通のソフトフランスパン的なサンドウィッチ用のパンでバナナをはさんで食べるのだとか...
「わざわざパサパサさせる意味はどこにあるのか?」と思いきや、パンの切断面にはバターかマーガリンを塗るそうで、オーストラリアでは極めて普通の庶民の味だそうです。

食べたくない~っ!
と体が反応しましたが、脳は違う指令を出しました。

「チャレンジしてみろ!まずけりゃ捨てるだけ。所詮100円くらいのことだ。話のタネだと思って食べてみろ!」

私は勤務中にもかかわらずすぐにオフィスを抜け出し、近くのデリへ。
バナナ・サンドウィッチを注文すると店員さんは何事もなかったかのように、当たり前にパンを取り、ナイフを入れ、バターを塗り...そのパンとバナナを1本私に渡しました。
自分で食べる前に皮を剥いてサンドしろってことなんですね。

私はオフィスに戻り、席に着き、勤務中にもかかわらずバナナ・サンドウィッチの調理をはじめました。
パンの太さとバナナのそり具合が微妙に合わなかったので、バナナを真ん中あたりで分割しました。
スタッフ全員が注目する中...

パクリ...

「別に...」
「...。」 スタッフ落胆...

「まずくはないけど、どうしてわざわざパンにはさむの?」
「...。」
「バナナはバナナでそのまま食べて、パンはパンでそのまま食べるわけにはいかないの?」
「...。」
「はさむ意味がわからない。」
「...。」

私は少し腹が立ちました。
「そこに山があるから登るんだ」みたいな、「そこにバナナとパンがあったからはさんでみたんだ」的発想で、あまり知性が感じられないところがすごく嫌でした。

しかし、オーストラリア人が私の反応にあまりに落胆してしまったので、これではマズイと、私はそれからしばらくの間朝食はバナナ・サンドウィッチと決めて、オフィスで食べるようにしました。
2週間くらいは続いたんじゃないかな?
それだけ食べても、サンドウィッチにする意味は見つからないままでした。

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