2008年2月16日

「今日は気分が良くない」といわない人たち

前回の記事で、「今日は気分が良くない」といってもらえると楽だ...と書きました。
またそれは、アマチュアシンガーたちとのアポイントで上手く使えたことも書きました。

が、CM契約のあるシンガーや、ブロードウェイに出ている人など、アマチュアからワンステップ上がったところにいる人たちは絶対に「今日は気分が良くない」とは言いませんでしたし、遅刻もしませんし、サッサと唄ってサッサと帰るのが共通のことでした。
いつでも臨戦態勢でいられるように日々体調管理を怠らないのでしょう。

この人たちのもうひとつの共通項は電話をかけまくることです。
当然アマチュアシンガーなのでレコーディングスタジオを使う予算はなく、私のアパートでレコーディングしていたのですが、私が機材の準備やセットでもたついていると、すかさず "Can I use your phone?" といって、どこにかけているのかはわかりませんが(多分ロングディスタンス多数)、こちらが「準備完了」というまでずっと電話で話しています。
そして大抵約束の時刻より10分くらい早く来て、その10分を電話に費やします。
当時は携帯電話なんて誰も持っていませんでしたから、私の電話を使うわけです。
こちらの都合で待ってもらうときなど「私の時間を無駄にするなら、あなたの電話代を無駄にしてあげるわ」ってことか? と思うほど容赦なく電話をかけまくります。

あと、「なんか飲む?」と訊くと、必ず「水」と答えることも共通していました。
「コーヒー飲む?」と訊いても「いや、水で。」でしたので私は冷蔵庫にミネラルウォーターを常備しておりました。
彼女たちはそこに水があることを知ると、こちらから訊かずとも勝手にグラスを取って、勝手にやってくれて、楽でした。

そして、いつも安定してキッチリ唄っていました。
あの人たちっていつ、どこで練習しているのか...結局わからずじまいでした。

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