大好きだったWTC まとめ編
数回にわけて書いた記事ですが、ここでまとめておきます。
一部修正しております。
アメリカ映画の「ワーキングガール」ご覧になったことありますか?
内容は...忘れました。(笑)
でも、そこそこ面白い映画だったと記憶しております。
主人公(メラニーグリフィス)はスタテン島に住んで、マンハッタンの仕事場に通っていました。
その通勤手段に使っていたのが「スタテンアイランドフェリー」
黄色いボディのやつです。
このスタテンアイランドフェリーから見るニューヨークが私は大好きでした。
実はこの画像はスタテンアイランドフェリーからの眺めではありません。(笑)
似たようなものってことで♪
すっきりと晴れた日には川の青と空の青が混じりあい、その間に浮かぶ要塞のように見えたマンハッタン。
要塞の左側にはWTC(ワールドトレードセンター)がそびえたっていました。
この景色こそが私にとってのニューヨークでした。
残念ながら今はスタテンアイランドフェリーに乗ってもそこにWTCはありません。
皆さんご存知のように2001年9月11日WTCは崩壊しました。
この崩壊に関しては色んな憶測がありますが、それについてどうこう言及するつもりはありません。
なくなったという事実はどうしようもありませんし。
WTCは7つのビルから成り立って... といった概要も割愛させていただきます。
興味のある方はグーグルで検索してくださいね。
私がWTCを好きだった理由は...
・親近感 : 私が生まれた年に工事がはじまった。
・スケール度 : 完成当時世界一の高さのビルを並べて2本も建てた。
・尊敬と憧れ : 背筋の伸びたビジネスマンを多数見ることができた。
・非日常 : 屋上の展望デッキは異次元空間だった。
タワー2には展望フロアがあり、有料でしたがすごいスピードの直行エレベータで昇ることができました。
そこから見る自由の女神の何と小さかったことか...
私は昼間に行くのが好きでした。
一度だけ夜に昇ったことがありましたが、夜景は圧倒的にエンパイアステートビルディングに軍配が上がりました。
何しろエンパイアは街のド真ん中で、WTCはマンハッタンの南端...水に囲まれた立地ですから仕方ありません。
そして!
タワー2にはさらに上の屋上展望デッキがあったのです☆
とても危険ですから、通路が作ってあってそこを歩くだけなのですが、デッキに居る人たちの話し声と風の音以外何も聞こえない大変不思議な空間です。屋上に設置してある機械の作動音もあったと思いますが、路上を歩いているときのノイズだらけの空間に比べたら異次元としか表現できません。
日頃レコーディングスタジオで超大音量の中に居た私にとってはこの上ない癒し空間でした。
そして展望台からはハドソン川の向こう側、ニュージャージー州の地平線を見ることができました。
ニューヨークでそれだけの距離の視界が開けるところは他にありません。(ロングアイランドとかの水平線ならありますけどね)
その「地の果て」を見ているだけでとても心が和みました。
さて、WTCの地下にはサブウェイが乗り入れていて、とてつもないエスカレータが設置されていました。
こんな感じです↓
このエスカレータをサクサクと背筋を伸ばして昇り降りするビジネスマンを見ているのが好きでした。
私が住んでいたアッパーウエストサイドは商店が多く並ぶ地区で、どちらかというとカジュアルな服装で、ビジネスマンというよりは店員さんといった雰囲気の人が多く、スーツで仕事をしている人を見かけることはまずありませんでしたので、ある意味新鮮でした。
もちろん通学時の電車にはたくさんのスーツがおりましたが、電車に乗っているときの彼らは新聞を読んでいたり、抜け殻のようにボーッとしていることが多く、さながら昼間の動物園のようでした。
その点、WTCやウォールストリートをブラブラすると戦闘モードのビジネスマンをたくさん見ることができ、ナイトサファリのようでした。
「そっか。ここで戦うために電車では力を温存しているんだな...」と思わせるほどパワーがみなぎっていました。
私はミュージシャンとの交流が多く、ビジネスマンとの交流はほとんどありませんでした。
(日本人から見て)アマチュアミュージシャンの多くは「ビジネスマンは自分たちとは別世界の生物だ!」という見方をしていて、彼らを一まとめにして「スーツ」と呼びました。
その時点で社会的にはビジネスマンのほうがまともで、地道で、お金もあるので、「いつか見てろよ!」といった負けん気がアマチュアミュージシャンにそう言わせていたのでしょう。
実際にミュージシャンとして成功している人でビジネスマンのことを「スーツ」と呼ぶ人は少なかったです。
ところで、映画「ワールドトレードセンター」、ご覧になりましたか?
オリバーストーンは私が好きな監督の一人ですが、この映画ではどうもはじききれていないように感じました。
当然といえば当然かもしれませんが、そうやって何を伝えたいのか?を考える映画は好きではないので、トンチンカンなことを書くかもしれません。
WTCは予告なく突然姿を消しました。
そして予告なく突然に家族、恋人、友人の前から姿を消した人がたくさんいました。
もう一度WTCがそびえたつマンハッタンが見たいという気持ちの人たちがたくさんいる一方で、つらいこともたくさん思い出します。
そういう複雑な人の心理を均等に満たそうとするとああいう映画になるのかなあ?と思いました。
私はもう一度「あの」マンハッタンに会えるかもという思いでこの作品を観ました。
私にとってのマンハッタンはオープニングで晴々しく映し出されました。
私にはそれで充分でした。
私なりに整理がつきましたし、WTCのないマンハッタン(まだ現地で見たことはありませんが...)を受け入れることができました。
誰も失くしていないから無責任な発言かもしれませんね...
でも、私のようにWTCそのものが好きだった人間もいるわけで、自由の国アメリカはテロに屈することなく、シンボリックなビルを再建して欲しいです。





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