欧米的な考え方がぶつかった壁 その2
* こちらにまとめ編をアップロードしてありますので、どうぞ♪
前回の続きです。
一般的に添乗員はそれ専門の会社や人に代理店が依頼するケースが多く、代理店の社員が添乗することはそれほどありません。
が、このときの添乗員は旅行代理店の営業マンで、出発まで私が打ち合わせを重ねた人でした。
空港の忙しい場面で自分の荷物がなくなったからとその場を離れるわけにもいかず、結果として書類関係の手続きをする時間が無いことから「日本で解決する」と言って帰国した添乗員。
私たちが手配したガイドはツアーを見送った後、盗難として被害届を出しました。
何百と並んだスーツケースの中から無くなった1個が添乗員のものであったことは不幸中の幸いと、私は解釈しました。
「スーツケース盗られたんですってね!?」といった軽い感じを想定して、私は営業マン(添乗員)に電話しました。
すると...
彼は大変憤慨しております。
「お前んとこのガイドがボーッとしてるからスーツケース盗られたじゃねえかよ!」
...あれぇ???? どうなってんの????
彼は「どうしてくれんだよ?」という状態だったし、終了レポートの内容と根本的に食い違う話だったので、とにかく状況を再確認しようと電話を切り、シドニーへ電話。
「修学旅行なので当然ベテランガイドを使っていて、空港到着時にはガイドだってやるべき仕事がたくさんあるから、添乗員の荷物を見張っているわけにはいかないし、そもそも見ててくれと頼まれたわけでもない。」
ということでした。
欧米的な考え方の私は、「プロなのに自分の荷物が盗られたのは恥ずかしいこと。自己管理ができていなかった証拠。自分が悪いんだから自分で保険処理してください。」でした。
私は「自分で保険処理してください。」を言うために彼に会いに行きました。
彼は清算などで忙しくしていて、私は少し待ちました。
その間にコワモテの上司がやってきて...
「ああ、○○さん?話は聞いたよ。あいつ怒ってるよ~。あんな穏やかなヤツが電話であんな言い方をするなんて、初めて見たよ。あいつ同僚にも影響力あるしさ、きっちりしてやってよ。もうあなたのとこ使わないなんて言い出したら大変じゃない。頼んだよ。」
...何じゃ? どういうことだ? 脅してんのか?
本人が来てくれました。
やはり怒っています。(っていうか、怒っているフリをしているように見えました。)
彼はどうして私たちの会社に仕事を依頼したか...など、持ち上げることを最初に言ってから、「なのにこのありさま。どうしてくれるんだ?」と締めくくりました。
私は差し障りなさそうな言葉を選んで、
・ガイドに業務上の落度はなかったこと。
・スーツケースがなくなったのは故意ではなく、アクシデントだったこと。
・彼の保険で対応して欲しいこと。
を伝えました。
ところが彼は「保険には入っていない」の一点張りです。
クレジットカードも一枚も持っていないと言います。
さすがにこの場で「じゃあ会社が入っている保険を使ってください。」とは言えず、改めて出直すことにしました。
続きは次回。



コメント
なに~~~。
それって添乗員さんの自己責任なのでは・・・??
あまりどういう状況でなくなったのか、
想像ができないのですが・・・。
一旦手元に引き取ったのが、なくなった、ということですよね?
だとしたら・・・変ですね。。
違うトコロに送られちゃったとかだと、
私もよく経験させられましたが(汗)
脅されながらも自分の意見を言ったのですね!ぱちぱち☆
これからどうなっちゃうんだろう。。
でも怒ったフリってなんだか想像できちゃいました。
そういうヒトっていますよね(笑)
Posted by ゆぶ at 2008年1月26日 13:52
でしょ~~~!?
今の本文の進み具合では「私もそう思います。」としか言えないのですが、この背景には日本独特の考え方が潜んでいたのです。
なくなった状況ですが…
バスで空港へ行きますよね。
空港に着いたらバスのトランクから荷物を出して飛行機のチェックインカウンターまで持っていきますが、バスから出したらまず数を確認しなくてはなりません。
数を確認するとき、自分の荷物は紛らわしくない場所に置いたわけです。
で、盗られた。
まあ、うしろポッケに入れてた財布がないぞ?みたいな感じですね。
その辺のニュアンスがわかりにくかったですね。
ごめんなさい。 m(_ _)m
まとめ編で修正しときます。
では、続きはまた明日。
Posted by katz at 2008年1月26日 15:56
コメントする