投資家について
かおりさん、がんばれ!ってことで、今後第二、第三のかおりさんを生まないよう、自分が経験から知ったことだけ書いておきます。
この記事が行動力旺盛な若者の目に留まれば幸いです。
渡米後数ヶ月して私はニューヨークでバンド活動をはじめました。
そして、大抵のバンドが歩む道のりのライブ活動、デモテープ、レコード契約のためのセールス...と進みました。
当時のニューヨークは不況でしたから、そのままレコードにできるクオリティの高いデモテープを持ち込むと契約が取れる確率が高いと言われていて(レコード会社が経費を抑えられるから)、私たちのバンドも「それをやってみよう」ということになりました。
「そのままレコードになる」ということは多額のお金が必要になり、私たちは投資家を探しました。
投資家のほとんどは自分が得意な分野にしか興味がありません。
私たちが必要なのはバンド育成の投資家です。
彼らはアマチュアバンドを育て、レコード会社に自ら売り込み、契約時に「簡単に言えば手切れ金」的なお金を受け取ります。
彼らは今自分のコネクション上のレコード会社、ディレクターがどんなバンドを必要としているかを知っていて、大抵はバンド側が話を持ちかけても「その手のバンドは(レコード会社に)売れないから」と即断ります。
私たちは一人の投資家と1ヶ月ほど話を詰めることができました。
彼はメガデスというバンドを発掘し、レコード契約をとり、自らマネージメント会社を立ち上げ、そして適当な時期に会社を売って数億円の利益を手にし、潤沢な資金をもっていました。
はじめのうちは彼の興味は自分がいくら投資していくら儲かるかの1点で、私たちの音楽に対する興味などはありません。
もちろんいきなりお金を出すことはありません。
まず、自分たちの演奏を録音したテープを彼に渡しました。
それを持って彼はレコード会社にセールスに行ったようです。
多分「このバンドどう?こちらでレコーディングするからいくらで買う?」という話をしたのでしょう。
その時点で全て「要らない」と言われたらそこまでです。
投資家は少々の無駄な時間を使ったかもしれませんが、お金は使っていません。
もし1社でも利益を生みそうな話があると、話は次のステップに移行します。
バンドとの交渉です。
「自分がデモテープのレコーディングを仕切るから、どのタイミングで、俺の取り分はいくらだ。」といった話で、投資家はここでようやく音楽に口を挟みます。
私たちの場合はレコーディング前に話が終わってしまいましたが、1ヶ月の間に何度も彼と会い、いろんな話をしました。
今思えば、若造たちのやる気、考え方、性格をみて、バンドがどう発展していくかを読んでいたのではないかと思います。
途中「いつになったらレコーディングの話になるんだよ!」と何度も思いました。
結局話は流れましたが、投資家はその理由を一切口にしませんでした。
が、それが全てです。
「お前たちじゃお金になんないよ」ってことでしょう。
まとめます。
・1回、2回会ったくらいでお金を出す投資家はいません。
・自分の夢を理解してくれていると思ってはいけません。
・出してもらった額以上のお返し(銀行の利息どころの話ではない)が必要なことを忘れてはいけません。
・絶対にあなたのやることに口出しされます。
・投資家のほうから寄ってくることはシンデレラストーリーです。(ありえるけどありえない)
それから、うまくスポンサーを獲得しても、お金を生まなければ「あなたが外される」こともあります。
以上のことから、だったら最初から自分で会社を興して銀行や公的機関から借り入れするほうがいいじゃん?と思いませんか?
あなたの夢がお店を持つとか、商売をすることなら投資家に頼る必要などありません。
その時点でものの見方が間違っています。
芸術方面なら、それを専門にしている投資家を探さないと銀行は相手にしてくれませんけどね。
...なんか上からものをいうような内容になってしまって申し訳ないです。



コメント
こんにちは!
私もかおりさんのブログはずっと読んでいたので、
今回騙されたのだとしたら(確率は限りなく高い・・・)、
残念ですが現金を渡した時点で、ダメですよね。。
やはり投資家さんに出していただいて、
自分のお金をなるべく出さないようにしなくては・・・☆
Katzさんはバンド活動をされていたのですね!!
投資家さんと1ヶ月も話すことができただけで、
すごいと思いますが^^
投資家さんはすごい利益を求めているわけですもんね^^;
夫も苦労しているようですが、今のところうまくいっているようです。ホッ
Posted by ゆぶ at 2008年1月20日 01:44
ゆぶさん、こんにちは。
何だかかおりさんのブログ、風向き変わってきましたよね?
ずっと遠くで見ていた人たちがドッとコメントづいてきて…
まだコメンター同士で醜いことになってないから良いですけど、そうなったら炎上も近いかもしれませんよね。
今はコメントの内容が、実話かネタかに移行しつつありますが、いずれにしてもコメントを寄せた人はそこに乗っかったわけですので、どちら派であろうと50歩100歩です。
今はただ、結末がどうなるのか…
体調はどうなのか…
そして、次にかおりさんが何をするのか?に興味があります。
私の音楽活動のことは他人様に読んでもらおうなんて厚かましいことではなく、自分自身の整理としてこのブログに残しておきたいなと開設当初から思っていますが、まだ手付かずです。
ゆぶさんのご主人はご自分で商売をされているとのこと。
頑張った分だけ自分に還ってくる立場で仕事できるのは最高だと思います。
男のロマンです。(笑)
Posted by katz at 2008年1月21日 02:00
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