2008年1月10日

海外生活 初級者編 食生活 まとめ編

数回にわけて書いた記事ですが、ここでまとめておきます。
一部修正しております。

なにはともあれ、食べなくてはなりません。

スーパーマーケットの食材は概ね1パックがものすごい量で、特に肉は1か月分か?とも思えるものです。
持って帰るのも大変です。
そういうわけか、たいていのスーパーには配達係り(デリバリーパーソン)がいて、わずかなチップで配達してくれます。
お年寄りにはありがたいサービスです。

私は食材を買って結局捨ててしまうのが嫌だったので(?)、キャンベルの缶スープをいつも利用していました。
具だくさん系、ドロっと系のものを好んでチョイスし、これを1合のご飯にかけて食べるのです。
ちょうどいい量だし、安いし、簡単だし、最高でした!

でも生来パンが好きな私はサンドイッチもよく食べました。
サンドイッチは自分で作らずデリを利用しました。

あちらでサンドイッチを注文するときは仕様を言ってあげなくてはなりません。
これは注文の仕方を知らなかった私が初めてサンドイッチを注文したときのやりとりです。

壁に貼られたメニューを見る。
何だかよくわかんないなあ...ここは無難にローストビーフといくか...
「ローストビーフサンドイッチください」
「どのパン?」
「えっ?」
「ヒーロー、ロール...」←店員さんが種類をベラベラと言い始めました。
...何だよ、わかんないよ。...んなもん何でもいいんだけど。 そんじゃあ...
「大きいやつ」
「ヒーロー?」
「そう」
バゲットのハーフサイズくらいのものを取り出す。
お~っ!結構、いやかなりデカイじゃん。
「これはヒーローって言うんだ。マイフレンド。今度注文するときはヒーローって言えばいい。」
「ありがとう」
「日本人か?日本に行ったことあるよ。」
この一言が妙にうれしかったけど、うまく会話を盛り上げられません。
「へえ、そうなんだ」
「レタス?」
「はい」
「トマト?」
「はい」
「たまねぎ?」
「いいえ」
「マヨネーズ?」
「はい」
「塩コショウ?」
...ん? まあいいや。
「はい」
「ほかには?」
「結構です」

松嶋菜々子さんのコマーシャルみたいでしょ?

出来上がったサンドイッチを真ん中でサクっと切って、紙に巻いてくれます。
その紙にマジックで金額が書かれ、受け取った後レジで清算します。
ちなみにそのときのローストビーフサンドイッチは $5 ちょっとでした。
どうして覚えているかと言いますと...

そのサンドイッチ、めっぽう美味くて「今日はサンドイッチを食べよう!」と思い立ったとき、いつもこれを注文したからです。
お昼に半分食べ、後の半分は夕食になります。700円くらいで2食食べられるので悪くありません。

観光でニューヨークへ行く方はサンドイッチを持って、セントラルパークや川沿いの公園に行き、ベンチに腰掛けて食べると良い思い出になるのではないでしょうか。
季節しだいですけど。

では、ローストビーフサンドイッチの注文の仕方をご紹介します。

Can I have a roast beef sandwich, please.
そして、相手に質問される前に...
I would like it, lettuce, tomato, mayonnaise and salt&pepper, on a (hero).

お店によっては hero という呼び方をしないところもありますので、もし通じない場合は (hero) の部分を、larger bread と置き換えれば良いでしょう。
多分「これでいいか?」と実物を見せてくれますから、よければ「Yes, please.」、大きすぎると思ったら「Something smaller, please.」で。

また、女性の場合は食べきれないかもしれませんので、roll をおすすめします。
roll はお店によって大きさがまちまちですが、呼び方としてはどこのお店でも通用しますよ!

さて、次はファーストフードのお話を。
海外生活に慣れないうちはファーストフードに頼りがちです。

マクドナルドに行くと何を食べられるか知っていますし、値段も $10.00 を超えることはまずないので安心感が違います!よね?
私はマクドナルドのほかには、バーガーキングをよく利用しました。

さて、これらのハンバーガー系ファーストフードのほかにニューヨーカーがよく利用するのは、屋台のホットドッグ、プレッツェル、デリのべーグル、そして断然多いのがピザです。

ピザ屋さんは街のいたるところで見ることができ、私も渡米直後からずっと気になる存在でした。

でも、注文の仕方がわからずお店の前で「やっぱりやめた」ということが何度かあり、初めてピザ屋さんを利用したのは6ヶ月ほど経ってからでした。

そのときは「今日こそピザを食べるぞ!」と覚悟を決めて出かけました。
 ...何て注文すればいいんだ?
 ...Can I have a piece of pizza, please? か?
 ...何か硬くないか?
 ...まいっか。今日こそ食べるんだ!

近所のピザ屋に入ると、注文待ちで並んでいる人達がいます。
私の前の南米系の青年が言いました。
"Give me a slice."

そっか☆

私の番が来ました。
"Give me a slice."
ヨッシャー!

こうして私は念願のチーズピザを初めて食べることができました。
若者のピザにトッピングは不要です!

結局私はこの日に食べたピザの美味さに完全にノックアウトされ、以降週に1度はピザを食べました。
そのお店でも一番売れるのはプレーンなチーズピザなので、これが一番回転率が良く、これを注文する限りかなり鮮度の高いものが食べられ、元が直径60~70センチはあろうかという特大サイズの1スライスは若い男子の空腹を満たすに十分なボリュームです。
しかも値段は $1.50 程度だったと思います。
当時の為替レートで200円くらいですから、最高です☆

ドリンクを注文しないのが硬派の流儀です。(笑)
他の客を見ていると、一人で来る客はドリンクは頼まず、席について2分くらいでピザをやっつけ、すぐに立ち去ります。家族やデートで来る客はドリンクも注文してそこそこ長居します。

ニューヨークのピザ屋さんは日本の牛丼屋さんのような存在で、なくなると困る人がたくさんいます。

ピザ以外に気になりつつもなかなかトライできなかったものがもう一つありました。
中華です♪

私の場合、中華料理に広東、四川、北京など...種類が色々とあるということを知ったのはニューヨークででした。
そして自分は広東が好きだということも知りました。

私が興味を持ったのはレストランといえばレストランなのですが、いわゆる着席してオーダー取りに来て...といったレストランではなくて、もっとファーストフード寄りの持ち帰りや、出前中心のお店でした。いわゆるレストランはそこそこ値段がします。
チャイナタウンならともかく、私が住んでいたアッパーウエストサイドの中華レストランはこじんまりした4席のテーブルに白やピンクのテーブルクロス、机上ローソク...といったデート仕様のお店が多く、中華らしい円卓を置いたお店はありませんでしたから、そんなお店で一人メシなんてする気にもならず、一度利用しただけでした。

では、話を今回のトピックであるファーストフード寄り中華に戻しましょう。

初めて食べたのはもう何度も登場しているアパートの階下の女性の部屋を訪ねていたときのこと、夕食どうする?という話になり、出前を取ろうってことに。...っていうか、当時私は「which one」と訊かれて「yes」と答えていたらしいので、ほとんど彼女が決めたんですけどね。

ピザ、コーヒーショップ(バーガーやサンドイッチを配達していました)、中華のメニューがあり、どれがいい?と訊かれた私は中華を選択。
でもメニューの中から何を選べばいいのやら、よくわかりません。
膨大な種類の中からシンプルな「チキン with ブロッコリー」を選んだのはチキンもブロッコリーも得体が知れたものだったからです。

彼女は受話器を持ち電話を始めました。
「cv中オk、l。;いう8yfrrgふいjkljbvctr」
...
「Thank you.」

あーっ!
メニューなんか見てる場合じゃなかった。
彼女が何と言って注文したか聞いていなかった。
しまったー!
自分が注文するときに困る~ (x_x);

その場で訊いて教えてもらえばよかったんですけど、そうしませんでした。
またこんな場面があるだろう...と思ったからです。
訊かぬは一生の恥ですね。結局そんな場面はもうありませんでした。

10分ほどで料理が届きました。
映画で見たことがある白い紙製の容器に入ったおかずとご飯。
(それぞれ別の容器に入っています)
ふたを開けてみると、今にもこぼれ落ちそうなほど目一杯詰め込んであり、近くのお店から持ってくるのでアツアツです。

ウマソー♪

一口食べて私は「チキン with ブロッコリー」の虜となりました。
その後最低でも週に一度、多いときは週に三度は「チキン with ブロッコリー」でした。
お店に行って、店員が私の顔を見ると注文しなくてもオーダーを通してくれました。
時々それが悔しくて、「フライドチキンもね」(笑)

そのうちにお店に行くのが恥ずかしくなって、1ブロックとなりにあったお店に浮気するも、味が合わずに(正妻は広東、浮気相手は四川だったので同じ「チキン with ブロッコリー」でも味が違うわけです)出戻ることに... そんな私の浮気を知ってか知らずか、アルバイトらしき少女店員はいつもの笑顔で迎えてくれて、またオーダーを聞かずに調理場に大声を張り上げます。

「オーダー訊いてくれよ... 今日はお腹が空いていてラージを頼むかもしれないじゃん...」

ある日、私は一つの決意を持っていつもの中華屋へ。
前回ランチを買いにとき、隣のヒスパニック系且つガテン系の兄さんが注文していた「フライドチキン with フライドライス」がすごく美味しそうで、「次はこれだ~!」と決めていたのです。
お店に着く。
いつもの少女はいません。 「ヨッシャー!」

「フライドチキン with フライドライス ください。」

B5サイズくらいの弁当箱のような容器に目一杯詰め込まれたチャーハン。
その上に油で素揚げした鶏のもも肉。
超ガテン系のランチです。

お店があるアムステルダムアヴェニューから、数ブロック歩き、リバーサイドパークへ。
街中の喧騒が嘘のようなリラックスした場所で、私のお気に入りスポットです。
ベンチに腰掛け、ハドソン川のゆるい流れを見ながら食べる弁当は最高!

さて、弁当の話...
フライドチキンは単品で食べたことがあり、チャーハンも食べたことがあったので、失敗はないはずでした。
ところがこれは失敗だったのです。
組み合わせが悪かった...
すごい量なのに、すごい油...
何とか最後まで食べきりましたが、その日は夕食を食べることができずに、ずっと気分が悪かったです。

「やっぱ チキン with ブロッコリー か...」

とにかくあのお店のブロッコリーの火の入り具合が絶妙でして、しっかり熱が入っているのにシャキシャキした食感がたまらなく好きだった私は、その後いろんなブロッコリーシリーズに挑戦しました。

ビーフ with ブロッコリー、 シュリンプ with ブロッコリー ...
でも、それぞれ味付けが違い(ビーフはしょうゆ系、シュリンプは塩系)、どれも チキン with ブロッコリー には及びません。
ソースがしっかりからまったブロッコリーのアフロ部分がまたひとつのハイライトだから、ソースの味は重要です。

「こまった。困った。コマッタ。 結局 チキン with ブロッコリー かよ。」

「ここは、いよいよ出前に切り替えていくしかなさそうだ。いやいや、前からわかってはいたんだけど電話で何て言ったらいいのかがわからなかったから買いに行っていただけ。あたって砕けろだな...」

~後日~

ピポパポ...

あたって砕けろでピポパした私。

「○○中華レストランです。」
「出前お願いします。」(Delivery, Please. と言いました。中1の1学期レベルですね...)
「はあ?」

ここでちょっと脱線します。
中国人(メインランドから来た人たち)は本当に「はあ?」と言うのです。
どんな場面でも、誰に対しても「はあ?」です。
「はあ?」に相当する英語を使うわけではなく、この文字を読んでいただいたとおりに発音します。
そしてそのときの表情が一様に「え~っ?わかんね~よ」と顔に書いたかのような感じです。
最初は誰でも「はあ?」と言われるとイライラすると思いますが、そのうちに場慣れします。(させられる?)
脱線ここまで。

...そっか。
発音が悪かったかな。
気を取り直して「出前をお願いします。」(もう一度、ただし発音に気をつけて Delivery, Please.)
「ご注文は?」

よっしゃ☆

「チキン with ブロッコリー をお願いします」
「他には?」
「要りません」
「当店のミニマムオーダーは8ドルです」

な、なんと?
~そういえば、メニューのどこかに8ドルがどうのこうの書いてあったな...

あせった私は...
「じゃあ、フライドライス」
~何言ってんだ?なんで白米がついてるものを頼んだのにどうしてよりにもよってチャーハンなんだ!?

「他には?」
「要りません」

「住所は?」
「○×□△」

「Thank you♪」

電話を切り、落ち込みまくる私...

15分ほどで料理が届きました。
会計が9ドル弱だったので、10ドル渡して「おつりは要らないよ」(Keep the change. って言います。)

このときの中国人配達係は本当にうれしそうな顔をします。
日頃メインチャイナ出身の人たちはほとんどニコリともしないので、チップをもらったときのウレシそうな表情はすごく印象的です。
彼らはそんな時、当時の私のような若造にも「Thank you, sir.」...なんと「サー」呼ばわりです。
(尊敬語というか目上の人に対して使います)

話を戻して...
単に6ドル弱の「チキン with ブロッコリー」が食べたいだけのことなのに、出前を取ると10ドルの支出を余儀なくされます。
これではそうそう頼めません。

よってそれ以降は3回店へ、1回出前というパターンでした。
考えてみれば、私がニューヨークで一番食べたのは「チキン with ブロッコリー」だったのですね。
次いでキャンベルの缶スープ、ピザ...

今の年齢でそんな食生活をしていたら即病気になるでしょうね。
若さってすばらしい!

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コメント

NYには本当においしいものがたくさんありますよね 食べ物の話になると CAN NOT STOP です 

チキン with ブロッコリー

もう一度食べたいです。
あの安いけど美味いやつ…
なめてると火傷するやつ…

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