2007年9月27日

山火事

アメリカでもオーストラリアでも自然発火の山火事が起こります。

気温が高く、湿度が低いときに発生するようですので、今年の夏は一部で40℃を超えた日本ですが、多湿であることが幸いしているのでしょうか。
実際に山火事が起こると本当に怖いです。

さすがにニューヨークではありませんでしたが、シドニーにいたときに山火事を経験しました。
オーストラリア人に言わせると、「いつもどこかで起こっているので驚くことではない」そうですが、あのときの山火事はシドニー市街の北側(主に住宅地)でかなりの人口がいるところ付近で発生したのでした。

ユーカリの木が主な発火元だそうです。
ユーカリはアルコール分を含んでいて(コアラはいつも酔っ払っている?)、風が吹いたときに葉っぱどうしが擦れあう摩擦により発火するそうです。

市街地でも空を見ると、黒く太い煙柱が立ち上り、なんとなく薄暗く、そしてわざわざ嗅ごうとしなくても呼吸しているだけで焦げ臭い状況でした。

しかし、それ以上に驚いたのは、日本での報道のされ方でした!

たまたま国内のニュースで大きな話題がなかったんだと思います。
新聞では今にも炎が民家を飲み込もうとする地獄絵図が掲載され、ものすごく大きく取り上げられていました。
オーストラリアの新聞ではほんの小さな記事でしかありませんでしたので、旅行社に勤務していた私には意味がわからない温度差でした。

何しろ一日三回は火事の状況を日本のオフィスに報告せねばならず、しかしその温度差によりオーストラリア国内より日本のマスコミのほうが情報が早く、私が報告できることはすでに日本では周知のことといった状況でした。
そして、観光コースには影響ないと報告しても、日本の報道のされ方が過激だったため、なかなか現場を知らない人には理解してもらえず、多数のキャンセルが出ました。

今のようにインターネットがあれば、朝、昼、夕方と状況写真を撮ってメールで送れば簡単極まりないことが、電話やファックスではなかなか伝わらないものでした。

結局山火事が鎮火する前に日本の報道熱が冷め(国内の大きなニュースが取って代わった?)、私の報告義務も終わりました。

しかし、実際に一日中焦げ臭いなかで生活するのは気分の良いものではありません。
ストップ!温暖化です。

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