2007年7月 9日

品格の問題

1992年9月にアメリカから帰国した私は同年11月旅行会社の現地駐在員としてシドニーにいました。

そのあたりの経緯についてはまた機会がありましたら書かせていただきますが、英語ができる日本人ということで決まったわけです。

自分でも英語については特に心配することがなかったので、あとはオーストラリアの生活をどれだけエンジョイできるか??ということばかりが気になっておりました。

初めての出勤日、10人あまりのオーストラリア人を前に自己紹介をしました。「すごいアメリカ訛りだ」と誰かがいいましたが、そこに悪意を感じなかったので気にしませんでした。

ある日同い年のオーストラリア男児とちょっとしたことで口論となり、そのとき彼がこういいました。
「俺はニューヨークサブウェイイングリッシュは理解できないんでね。」
その場では気にならなかったのですが、後から「ニューヨークサブウェイイングリッシュ」と言った彼の真意を考えるとただ事ではない気がしてきました。

そもそも私はオーストラリアで暮らし始めてからもアメリカ流(ニューヨーク流?)を通していました。
日本人が友人に会って「おうッ!」という場面...
オーストラリア人は「グダイ、マイ」(Good day, mate.)←日本人には馴染み薄ですよね。
私は「ワッツアップ、メン」
オーストラリア人にしてみれば、アメリカンスラングを使う日本人がとても奇妙で鼻についていたのでしょう。

社内で別のオージーとふざけていたとき、それを見ていた女子が「katzのしゃべり方はエディマーフィーそっくりだわ」...なんてこともありました。

結局私はアメリカで友人に囲まれ、その中で英語を勉強したために、カジュアルな...というか、ビジネスなどの緊張を伴う場では普通使わないような言葉遣いをしていたわけです。

日本で暮らす外国人の中には、彼女から日本語を習ったという人も珍しくなく、結構女性言葉だったりするじゃないですか?

オーストラリア人は基本的に古き佳きイギリス文化を継承している(ニュージーランドよりは砕けている)ので、ロイヤルな物腰、ジェントルな行動を評価し、品格を重視するところがあります。(私が感じただけかもしれません)

それ以降、人の話し方を注意して観察するようになりました。

さて、仲間とつるむのも日常、仕事も日常、はじめましての出会いがあるのも日常...
では、日常会話ってどこからどこまででしょうか?

次回はそんなことを書いてみます。

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