2008年6月 3日

おかげ参り

お伊勢参りが国民の憧れだった時代があったそうです。
しかし、交通が発達していなかった時代に誰もが参宮できるわけではなかったようです。
だからこそ「憧れ」だったのでしょうが...

そこで、昔は有志が集まり、旅費を分担して代表者を伊勢に送ったそうです。

伊勢の御師(おんし)といわれる神職たちは、参宮者のために宿を提供し、案内や神楽を行ない、神宮と民衆を結びつけることに貢献しました。

江戸時代には50日間で362万人が参拝した(どの50日間かは不明)という記述もあるそうで、現在の年間600万人と比較すると当時の伊勢がどれだけ活気づいていただろうか...想像も出来ません。
正月休みの神宮界隈の状況が毎日続くくらいなのでしょうか?

それだけの人気の要因には、関所の撤廃などにより、旅が安全で容易なものになったことがあげられるでしょう。
しかし、その根底にあるのは、神々の「おかげ」をいただき生かされているという信仰心。
それが多くの国民にあった証なのでしょう。