2008年2月14日

三種の神器

前回のエントリーで、天叢雲剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉が「三種の神器」ですというところまで書きました。

今回はこの「三種の神器」についてもう少し書いてみます。

「三種の神器」を地上に降臨されたのは、天照大神の孫「瓊瓊杵尊」(ににぎのみこと)です。
稲穂も一緒に地上に降臨されました。
天孫降臨に先立ち、天照大神は「稲穂の国を天地とともに永遠に栄えるように治めなさい」、「この鏡を私を見るように見て祀りなさい」、「この稲を地上で育てなさい」と言ったそうです。

天孫は、神の恵みに感謝を捧げ、永遠に生命を連鎖させる生活を確立する使命を持って降臨されました。
この天孫降臨によって稲穂の国は栄え、神武天皇の御代には、大和に都が開かれたそうです。

神話は自然の恵み、衣食住の大切さ、自然との共生、平和への祈りを説き、三種の神器(鏡、勾玉、剣)は智、仁、勇を意味するともいわれています。

2008年2月 7日

神話にみる伊勢神宮

皇大神宮(内宮)に祀られる天照大神は、古事記に「天照大御神」、皇大神宮儀式帳に「天照皇大御神」(あまてらすすめおおみかみ)と記されています。

天照大神は天上世界にある高天原(たかまのはら)の最高神、豊受大神(外宮)は保食神(うけもちのかみ)=五穀豊穣の神といわれております。

日本書紀の神話伝承によると、保食神が五穀(稲、粟、稗、麦、豆)、蚕、魚、鳥、牛、馬を生み出しました。
天照大神は高天原で稲作や機織をしていて、この世は至って平和だったそうです。
ところが、あるとき荒ぶる神(素戔嗚尊・すさのおのみこと)が出現して稲作や機織を妨害し、神聖な宮殿を汚してしまいました。
そして天照大神は天岩戸の奥に隠れ、高天原が闇につつまれました。

この後の話は有名ですね。

神々は知恵を絞って、八咫鏡(やたのかがみ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)をつくり、榊に飾り、祝詞を上げ、神楽を舞うなどの祭りを行い、岩戸を開きました。

一方荒ぶる神、素戔嗚尊は天上を追放され、地上で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治。
その大蛇の尾から出た天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大神に献上した。

この天叢雲剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉が「三種の神器」です。

2008年2月 2日

神宮は観光地なの?

「THE 神宮」のお伊勢さんですが、お参りに来るというよりは、観光ついでのお参りという感覚の方が最近は多いように思えます。
おはらい町、おかげ横丁界隈はほぼ一日遊べますし、テーマパークのように大金が必要なわけでもありませんから納得のことではあります。

ですが、実際に数字を見てみますと、そうでもないことがわかります。
神宮にお参りする方の数は年間六百万人といわれていて、おかげ横丁の来丁者数は三百万人といわれています。
ということは、半数の方はお参りしてもおかげ横丁に寄らないといえます。

ここで、更に「ですが」が登場します。
伊勢にお越しの方は結構リピーターが多くいらっしゃって、毎度おかげ横丁に立ち寄るわけでもないようなのです。

では、そのような方々は神宮を参拝してすぐに帰ってしまわれるのでしょうか?
答えは「NO」です。

実は神宮関係の祭りは年間千五百回を数え、これに加えて二十年に一度の式年遷宮があり、そういうお祭り、イベントに参加したり、見学したりする目的でいらっしゃる方が多いということです。

神宮の祭りというのはショーのような華やかなものではありませんが、慎ましやかで、背筋が伸びるような空気があって、リラックスした風情があって、そして御木曳きのようにアクティヴなものもあり、それぞれが日常のストレスをリフレッシュするには充分な魅力があるのだと思います。

「世界の聖域」とまで言われたりしますから、ここに住んでいる私たちには感じ取れない空気が人々を引き寄せるのでしょうね。