サーキットの狼、スーパーカーブーム...
当時小学校高学年だったせいもあり、いつか自分はフェラーリを買うものだと決めつけてたような...
現実とのギャップをどう処理すればいいのやら...
最近またスーパーカーブームの再来を予感させる値動きがあるそうな。その手のクルマがやたら値上がりしてるって意味すな。 ...ならば、また例の話があちこちで言われるんじゃ?
カウンタックの最高速は300キロ、365GT/4BBは302キロ。
当時はほとんどのチビッコがスーパーカーの最高速、覚えておったすな。
ポルシェ930ターボは最高速(250km/h)遅いけどゼロヨン速いとか...
あの頃伊勢ではまずスーパーカーが走っている姿を見ることはなかったけど、トヨタの2000GTがあったっけ。
さて、フェラーリの302キロは、カウンタックへのあてつけだとか、ホラだとか...
フェラーリが302キロったら、302キロなんよ。 そんでいいじゃん。
えっ? ダメ?
そっか、白黒つけないカフェオーレ♪ってわけにはいかんのね?
My favorite 自動車評論家は、福野礼一郎氏!
理論派で、日本人の知的好奇心を満たす!
あと、本気で(たぶん)けなす! モノ申す!
その福野氏、この302km/hに関してこう書いておられました。
自分なりに解釈した言葉でご紹介しますから、氏の本意と違う部分があるかもしれませんが、その辺は軽く受け流してね。
当時の最高速の計り方は1kmを何秒で駆け抜けたかだったそうな。ストップウォッチ持った助手が1kmの区間タイムを計測するわけすな。
当時のスーパーカーが目指した最高速は300km/h
300km/hで1km走破するのに要する時間は...12秒
(300km/h = 5km/min)
速度を求める公式は「距離÷時間」
これを公式に当てはめてみると「1km÷12秒=0.083333333...」
つまり1秒間に83.33mすな。
この速度で1時間(3600秒)走ると「299.99」
つまり1km区間を12秒フラットで走破しても300km/hには届かないってこと。
じゃあ、11.9秒で走破したら?
当時のストップウォッチは高級品でも最小計測単位は0.1秒だったから、12秒の手前は11.9秒。
「1km÷11.9秒=0.08403...」
0.08403... x 3600秒 = 302.5!
ねっ!
時速300kmの壁を越えるためには、1kmの区間タイムで11.9秒以内で走破する必要があり、当時の測定技術では時速300kmなんて存在しなかったわけ。299km/hの次は302km/hだったわけっす。
福野氏の記事にはもっと詳しいことが書いてあったけど、興味のある方は特選外車情報エフ・ロードの2007年5月号を読んでね!
よくよく考えてみればフェラーリってレースをするための会社でしょ?
サーキットを1周何秒で走るかってことは重要だけど、最高速が何キロかなんて重要じゃない。
だってウイングの角度変えるだけで最高速変わっちゃうんだから。
しかもロードカーなら尚更ど~でもいいこと。
だから世間が302km/hをホラだ何だと騒いでも相手にしなかったんでしょうな。
だいたい同じクルマでも上り坂で計測するのと下り坂で計測するのでは最高速違うっちゅうねん!
それを納得させられる有名なエピソードがこちら...
あるBBオーナーが「自分の車は280km/hしかでない!」とフェラーリにクレームをつけたそうな。
それに対してフェラーリは「それだけでてれば性能をフルに発揮している」
どうすか?
こうしてみていくとフェラーリの言動に一貫性が見えてきませんか?
やっぱフェラーリはレース屋さんなんですよ。
そんなわけで、今でもフェラーリを所有したいと思っておりますが、フェラーリのパトロンになろうとは...なれるとは思えません。そういう気持ちになって、そうできるようになって、やっと買えるクルマなんすな。
そういえば石田純一氏は買ってすぐ高速で燃えたとか...
で、クレームを言ったらフェラーリから返事が来て「我々はF1を走るための会社です。ご理解ください。」だったそうな。