2008年10月25日

昭和のセールスがやってきた!

伊勢に戻って8年になりますが、今日はじめて新聞屋さん以外の「飛び込みセールス」が来ました!
信州の無添加のお味噌屋さんで、伊勢に営業所をお持ちだということでした。

「冷やかし半分で結構ですので、お湯で溶いただけの無添加味噌汁を味見してみませんか?」
「では、いただいてみましょうか。」
「クルマを路上に置いているので、敷地内に入れていいですか?」
「どうぞ。」

外へ出る私。
クルマが入ってくる。

ん!?
年配の肩書きが上っぽい人が一緒です。

「ありゃりゃ...」

私はそういうやり方は嫌いなので、この時点で試飲を早く済ませて、早く帰っていただくしかありません。
どれだけ味噌汁が美味しくてもこの人たちからモノを買う気はこの時すでになくしてます。

そして、案の定年配の肩書きが上っぽい人中心のセールストークがはじまりました。
予測できたこととはいえ、私は思いました。
「お~っ、これって久しぶり。一人暮らしを始めたばかりの頃に新聞屋さん、消火器...色々あったなぁ」

お話されたことは、他社製品をけなして自社製品を持ち上げるという古典的内容で、個人的に感心できませんでした。

「近くのお宅に配達に来たので、そのついでで寄らせていただきました」と言ってたのに...
クルマの後ろのハッチを開けた荷台にはいつくかの味噌樽と、日焼けして色あせた「食の安全」的な本が数冊積まれていました。

最初から嘘をついている人から、「無添加で安心ですよ」と言われても、誰も信用しないと思います。
特に今のご時勢では。

試飲を終え、「けっこうです」とお断りすると...
「確かに給料日前ですもんね。いいですよ。味噌は置いていきます。お金はすぐにくれとは言いませんから。」
と、肩書きが上っぽい人が言いました。

私は「おーっ!これって昭和30年代のセールスかぁ?」とある意味感動しました。

今って、「安さ」をアピールするか、「売れてます」をアピールするか...
モノの売買の裏に「生活」とか「人生」とか、そういうドラマ性はありませんよね。
それが平成のセールス手法だとすると、このお味噌屋さんの手法は明らかに違います。
それを生で体験できたなんてとてもラッキーなことでした。